巨人が狙っていた佐野恵太が決断!最大4年の大型契約提示のDeNA残留へ
佐野恵太DeNA残留を決断
今シーズン、熾烈なAクラス争いを演じたチーム内で中軸を任され攻守でチームを牽引し、CSファイナルステージで巨人を撃破し、日本シリーズ制覇に貢献した佐野恵太が7月21日に国内FA権を取得しており、今オフの去就に注目が集まっていた。国内FA権の行使の有無に関し、近日中にも決断するとされていたが、行使せずに残留することが11日、伝わった。
DeNAベイスターズは、佐野恵太を成績だけでなく、ドラフト下位から努力を重ねるなど野球に対してひたむきな姿は若手の手本でもあり、グラウンド内外での存在感を評価しており、最大で4年の大型契約を提示していたと見られる。
佐野恵太は、2020年に打率.328で首位打者、2022年に161安打で最多安打のタイトルを獲得するなど、リーグ屈指の安打製造機だ。今年は打撃フォーム改造に着手。昨年までは投手に背中の背番号が見えるクローズドスタンスだったが、スクエアスタンスに変更し、リーグ11位の打率.277、同8位の120安打をマークするなど安定感のある打撃で、主に3番で牧秀悟、オースティン、宮崎敏郎と共に打線を牽引した。
リーグ優勝に必要な選手。残ってほしいとラブコールも送っていた三浦監督の思いが通じ、来シーズン27年ぶりリーグ優勝を狙う三浦DeNAの最大の「戦力補強」となった。
佐野恵太がFA権を行使することを期待し、最も熱心に獲得調査を進めていた巨人は、獲得交渉もできずに終わってしまった。
DeNA残留を決めた佐野恵太が来シーズン、DeNAベイスターズの27年ぶりのリーグ優勝へ大きく貢献する活躍ができるか注目だ。