マフィア壊滅か、それとも死か!?“香港アクション映画”の新時代を築いた決定版『導火線/FLASH POINT』期間限定最終上映が決定!
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の大ヒットを受けて、香港アクション映画への注目度もヒートアップする中、本年8月末を持って日本国内の権利が終了する『導火線/FLASH POINT』が、5月30日(金)から6月12日(木)の2週間、期間限定でシネマート新宿にて上映される。このたび、新たに作成されたメインビジュアルと場面写真が解禁となった。
香港アクション映画の新時代を築いた決定版
<宇宙最強><最後の本格派>と言われ、『イップ・マン』シリーズや『ジョン・ウィック コンセクエンス』(23)など、今や世界的な活躍を見せる俳優ドニー・イェンが、製作・アクション監督・主演を務めた、2007年制作の香港映画『導火線/FLASH POINT』。
本作は、中国への変換を間近に控え、混沌とした雰囲気が漂っていた1997年の香港を舞台に、ドニー・イェン扮する優秀だが正義感が強すぎる主人公マー刑事と、コリン・チョウ、レイ・ロイ、シン・ユーが扮するベトナム人マフィア3兄弟との壮絶な死闘を描くクライム・アクション。
マー刑事の元相棒ウィルソンに、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(24)の“龍兄貴”役で国内でも人気が再燃しているルイス・クー、ウィルソンの恋人に『緑の夜』(23)のファン・ビンビンが扮しており、恋人のためにボロボロになりながら戦い続ける姿が痛々しくも痺れるかっこよさのルイス・クーにも注目だ。
『SPL/狼よ静かに死ね』(05)で、古き良き香港アクションのテクニックにプロレス技や関節技などを実験的に取り入れたドニーは、本作で世界に先駆け総合格闘技(MMA)を融合。それを、いかに自然に見えるかにこだわりながら迫力あるアクションを設計した。路上でダイナミックなジャーマン・スープレックスを見せる場面やコリンとの強烈なラストバトル、谷垣健治の出演シーンなど見どころも満載。また本作は、その年の香港アカデミー賞(香港電影金像奨)、台湾アカデミー賞(金馬奨)、さらにワールド・スタント・アワードにて最優秀アクション賞を受賞し、アジアだけでなく世界中のアクション映画ファンに支持されたことを証明した伝説的な傑作である。
監督を務めているのは、『SPL/狼よ静かに死ね』(05)、『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(06)に続き、本作がドニーとの3度目のタッグとなったウィルソン・イップ。本作を経て、翌年に同コンビが放ったのが名作『イップ・マン』シリーズの1作目である。ドニー・イェン×ウィルソン・イップという相性抜群の最強コンビの作品は必見だ。
香港アクション映画の最高峰と言っても過言ではない『導火線/FLASH POINT』は、5月30日(金)~6月12日(木)にシネマート新宿にて2週間限定で最終上映。