DJ KOO『悔しいのは自分が頑張った証拠』名古屋市教育委員会と共同で市内の子どもたちに「ミラトラ×avex class特別授業」を実施
DJ KOOが、1月24日（金）に名古屋市立名古屋商業高等学校、30日（木）に名古屋市立西味鋺小学校にて開催された「ミラトラ×avex class特別授業」に講師として登壇し、計1,110名の子どもたちに向けてキャリア教育の授業を行った。
「avex class」は、エイベックス株式会社がサステナビリティ活動の一環として行っているキャリア教育プログラム。アーティスト・タレント・クリエイター・アスリートが全国の教育機関に訪問し、自身の体験談を通じて子どもたちに「才能や夢を信じる力」の大切さを伝えている。
今回の授業は、名古屋市教育委員会が推進するキャリア教育特別プログラム「ミラトラ・スター・プロジェクト」に賛同し、エイベックスも市内の子どもたちに、好きなことについて考えるきっかけや、一歩踏み出すことの大切さを届けたいと考え、開催に至った。
初回は高校1-3年生が参加。DJ KOOの登壇がサプライズだったこともあり、思わぬゲストの登場に生徒たちからは歓喜の声が。会場が歓迎ムードに包まれる中授業が始まった。
DJ KOOは高校時代、ラグビー部だったことに触れながら「厳しいこともあったが、ラグビー部の経験で、目の前のことに全力で取り組むことを覚えた。当時は予想もしていなかったが、現在はジャパンラグビーリーグワンのグループの応援DJをさせてもらっている。何が起こるかわからないので、まずは今の自分に向き合うことが大切」と説得力のあるメッセージを伝えた。
後半は、DJを始めた頃を振り返り「当時DJをしている人は少なかったので、理解を得られないこともあった。そして、恩師である小室哲哉さんから『これからは3分間でDJを魅せていこう』とアドバイスをもらったが、初めはそんなことできないと思っていた。けれど、小室さんを信じて挑戦したことで、今のDJ KOOのスタイルでもある『見てる人を元気にするDJ』を確立させた。これは違うかもと思っても、まずは挑戦してみる。やってみてダメだったら改善して次に活かせば良い」と恩師とのエピソードにも触れながら、自身の経験を通じた学びを生徒たちに届けた。
質疑応答時に「人と関わるうえで一番大切にしていること」を問われると、「相手の話を聞きつつ、自分のこともきちんと話すこと。何事も一人ではできないし、人と関わることが大切だと思うので、そのきっかけを作るためにも自分のことも話すようにしている」と自身の率直な思いを口にした。
2回目の授業には全校児童が参加。
DJ KOOが登壇すると、子どもたちによるウェルカムパフォーマンスが披露され、EZ DO DANCEに合わせて踊る姿に大きな拍手が送られた。
後半、児童に夢を持っているか問いかけると、半数近い児童が手を挙げ、それぞれの夢を話してくれた。「言葉に出すことは本当に大切。想いを書き出したり口にすることで、自分自身もワクワクできる。何かあっても、友達や先生、家族に話してみると、温かい気持ちになると思う」と将来に向けたアドバイスを送った。
最後は「何かに挑戦すると、悔しかったりくじけそうになることもあると思う。けれど、その気持ちは自分が頑張った証拠だから、まずは一歩踏み出してみてほしい」と伝え、児童に勇気と元気を届けた。
また、質疑応答でこれからの夢について問われると、「海外でDJをしたい。さまざまな国で日本の音楽を通してDJシーンを盛り上げたい。もちろんできるかどうか不安な気持ちもあるけれど、ワクワクする気持ちは自分の力になっている」と回答。失敗を恐れず一生懸命に取り組むことの大切さについて、改めて想いを込めて伝えた。
「小学校の学芸会でバンドを組み、演奏してみたことがあったが、本番では大失敗。ただ、それを見ていたクラスメイトは拍手を送ってくれ、先生からはとても良かったと言ってもらえた」と自身の小学生の頃を振り返り、「毎日練習する姿をクラスメイトが見ていた。その姿に拍手を送ってくれたのだと思う。物事は失敗、成功だけではない。一生懸命に取り組むことで、身近な人とお互いに励まし合ったり一緒に喜んだりできるし、将来につながっていく」と話しながら、物事に向き合う姿勢についてポジティヴなメッセージを届けた。
両日ともに子どもたちが積極的に授業を受ける様子が印象的であり、DJ KOOとコミュニケーションを取りながら、将来や自分について向き合うことができた時間となった。
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