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飼い主が避けるべき『犬用品』6選 買わない方がいいグッズや危険な理由まで

わんちゃんホンポ

飼い主が避けるべき『犬用品』6選

犬用品として販売しているものならば、何を買っても安全なはず…そう思い込んでいませんか。実は、商品によっては獣医師などの犬のプロたちが「あまりおすすめできない」と危惧しているものもあります。

ここで紹介する犬用品は、危険な理由を理解した上で購入の可否を判断してください。

1.首輪式のリード

犬の散歩といえば、首輪とリードが必須という印象があります。しかし、実は首に巻き付けるタイプの"首輪"は、犬の気管を締めてしまい、強い負担をかけてしまうためなるべく避けるべきという考えが増えてきています。

誤って飼い主が強い力で引っ張ってしまった場合、窒息や首から肩にかけて骨折などの危険性もあるため、首輪ではなくハーネスを選んだほうが推奨されているのです。

2.ノミ取り首輪

犬の首輪の中には、ノミやマダニを除去してくれるという首輪が販売されていることもあります。しかし、こちらもなるべく避けるべきと言われています。

ノミ取り首輪には、ノミを除去するために殺虫剤と同様の成分が含まれていることがあり、これは犬の皮膚に負担をかけてしまうと注意喚起されているのです。

また、ノミ取り首輪では、ノミを除去する効果がさほど得られないことが多いため、定期的に行うマダニ・ノミ駆除剤の投与を優先しましょう。

3.硬すぎるおもちゃ

犬用おもちゃとして販売されているおもちゃは、種類が豊富です。耐久性の高いものから低いものまであるため、飼い主が安全性の高いおもちゃをしっかり見極めなければなりません。

耐久性が低く壊れやすいおもちゃは、誤飲の危険性があるため避けるべきですが、反対に、硬すぎるおもちゃも危険視されています。

硬すぎるおもちゃは、犬が思い切り噛んだときに歯の耐久度が負けてしまい、歯が欠けたり折れたりするケースが報告されています。非常に危険なので、硬すぎるおもちゃ(骨や蹄など)は避けるべきでしょう。

4.手作りご飯のレシピ本

最近では、犬により愛情のこもった手作り食を食べてもらいたいと考える飼い主さんが増えています。しかし、基本は総合栄養食であるドッグフードを食べさせることが推奨されているので、手作りご飯のレシピ本は、あまりおすすめできないという意見が散見されます。

また、手作りご飯のレシピ本は、著書によっては安全性が保障されていないものもあるので注意が必要です。購入する場合は、しっかり獣医師が監修しているものを選んだ上で、自分でも危険な材料が含まれていないか調べてください。

5.犬種に適していないブラシ

犬は犬種によって被毛のタイプが異なります。そのため、被毛ごとに適したブラシも異なり、間違ったブラシでブラッシングしてしまうと、かえって被毛や皮膚を傷めてしまう恐れがあります。

愛犬の毛にはどのようなブラシが適しているのかを購入前に調べ、愛犬の被毛や皮膚に適したブラシを選ぶようにしてください。

6.装飾品の多すぎる犬用の服

犬用の服は、防寒対策や熱中症対策、照り返し対策など、さまざまな効果が期待できます。しかし、装飾品が過度に付いている犬用服は、犬自身が気になってストレスを感じてしまったり、装飾品を誤飲するトラブルを招く原因となるので避けましょう。

なるべく装飾品がついていないシンプルな洋服を選び、必要な効果を十分に得られるような着心地の良い服を選んであげてください。

まとめ

いかがでしたか。犬用品の中には、実はあまりおすすめできないと考えられてる物も混ざっています。人間目線だけでなく、愛犬目線で「本当に必要なのか」「トラブルを招かないか」などを考慮して購入を検討しましょう。


(獣医師監修:寺脇寛子)

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