名称案は「総合医療センター」 建設中の小田原市新病院
2026年春の開院を目指し、建て替え工事が進む小田原市立病院(市内久野)について、市は施設名称を「小田原市立総合医療センター」とする変更案を公表した。
市は、県西地域の拠点施設としての役割を担う新病院として、分かりやすい名称の検討を行ってきた。今回の新名称案は1月16日に開かれた市立病院運営審議会での審議を経て、30日の市議会厚生文教常任委員会で報告されたもの。
現市立病院は、2市8町からなる県西二次保健医療圏の地域医療を支える基幹病院としての役割を担っている。新病院は地域医療拠点として【1】地域医療支援病院、【2】救命救急センター、【3】地域がん診療連携拠点病院、【4】小児医療の基幹病院、【5】地域周産期母子医療センター、【6】災害拠点病院の機能も備える。総合的に医療を提供する新病院の役割や機能を分かりやすく伝える施設名称とするのが目的だ。
市では2月14日(金)から新名称案についてのパブリックコメント(市民意見)を募集する。意見は市病院管理局経営管理課に直接持参か郵送、ファクス、市ホームページの投稿フォームから応募する。政策案と意見記入用紙は同課やタウンセンター、図書館などに配架するほか、市ホームページにも掲載される。