犬に留守番をさせるときにするべき『事前チェック』4つ 日々の習慣にしたい注意ポイントをご紹介
犬に留守番をさせるときにするべき「事前チェック」
犬がお留守番していられる時間に明確な基準はありませんが、若く元気で体力のある健康状態の良い犬である場合、8時間~12時間が限界でしょう。
長時間のお留守番は、犬の不安や緊張や退屈を高めます。ストレスやイタズラの原因になりやすいです。
犬がご飯を食べた後、消化にかかる時間は8時間~10時間程度です。長時間のお留守番は空腹や嘔吐の原因になることがあります。
外でなければ排泄をすることができない犬の場合では、排泄を我慢していられる時間の限界は8時間~12時間程度です。長時間の我慢は膀胱炎などの病気のリスクが高まります。
そこで今回は、犬に留守番をさせるときにするべき「事前チェック」について解説します。愛犬のために、ぜひ習慣化しておきましょう。
1.トイレ
お留守番中、1回~2回は排泄をします。すでに汚れた状態であると、はみ出し汚れの原因になったり、トイレ以外の場所で排泄をしたりすることがあります。
お留守番をさせるときは、お出かけの直前にトイレをチェックし、トイレシートを新しいものに取り換えましょう。
トイレの回数が多い場合、少しでも汚れたトイレシートでは排泄してくれない場合には、トイレを複数用意するなど対策しましょう。
2.飲み水
犬が飲んだ後のお水には、犬の唾液が含まれています。細菌が繁殖する恐れがあります。
飲み水は、お出かけの直前に新しく入れ替えましょう。お皿をキレイに洗った後、新鮮なお水を入れましょう。
犬の飲み水は、水道水で大丈夫です。ペットボトルのお水を与えるときは、「軟水」を選びましょう。
「硬水」はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んだお水です。犬にとっては、ストルバイト結晶や尿路結石などの原因になる恐れがありますので注意しましょう。
3.コード類
不要な家電製品のコードはコンセントから抜きましたか?
✔扇風機
✔ドライヤー
✔スマートフォンの充電器
✔ヘアアイロン
✔こたつ
✔ノートパソコン
このようなものは、コードをコンセントから抜いて出かけることをうっかり忘れてしまいやすいです。そしてそれを犬が噛んで遊んでしまうと、感電による火傷や火災、愛犬の感電死の恐れがあります。
コードを抜くことができない家電製品がある場合には、コード専用のカバーを取り付けましょう。犬が噛んでも壊れにくい、ペット専用のカバーがあります。
お留守番をさせるときの事前チェックとしても大事なことなのですが、普段から不要な家電製品のコードを抜く癖をつけること、使ったらすぐ片づけをすることが大切です。
4.健康状態
お留守番させるときは、事前に必ず愛犬の健康状態をチェックしましょう。
✔ごはんは食べましたか?
✔お水は飲みましたか?
✔おしっこの色量ニオイはいつも通りですか?
✔うんちの色量ニオイかたち(ゆるいかたい)はいつも通りですか?
ごはんを全く食べなかったり、お水を大量に飲んでいたり、軟便や下痢、嘔吐、おしっこの色が濃いなど、いつもと少しでも違うとことがあれば、体温を測るなどしてみましょう。
嘔吐や下痢の症状があり、元気がない、ぐったりしている、呼吸が荒い、苦しそうにしているなどするときは、動物病院へ連れて行ってあげましょう。
まとめ
犬に留守番をさせるときにするべき「事前チェック」について解説しました。
お留守番前の基本的なチェック項目です。子犬・成犬・老犬によって、チェックしなければならない項目は変わるでしょう。
老犬であれば、おむつは汚れてないか、取り換えてから出かけなくていいか、などをチェックすることがあります。
もしも愛犬の体調が優れないとき、仕事を休めないときは、誰か頼れる人や預けることができる人がいるでしょうか。診察時間よりも早く診てもらえたり、預かってもらえたりするでしょうか。このようなことも常に確認しておく必要があると思います。
いざというときに安心して愛犬を留守番させることができるように、日頃から「事前チェック」を習慣にしておくことをおすすめします。