水耕栽培の可能性を探る 愛川町のベーカリー
愛川町に2月14日に開店した「ベーカリーPanPaPan」では、店舗の厨房と店内でレタスやハーブの水耕栽培を行っている。
同店を運営するのは平面駐車場・機械駐車場・立体駐車場の新規設置・入替工事を行う三紅テクニカ株式会社(輿水健代表取締役)。
輿水社長は新たな展開を図るため、自身が住む厚木市で5年前に店頭のみで商品を販売するベーカリーショップを開店した。水耕栽培を7年前に知った時から「水耕栽培を活用した取り組みに挑戦をしたい」との強い思いを持っていたことから、愛川町に店舗を移転したタイミングで水耕栽培を店に取り入れた。
輿水社長は「本厚木駅前だけではなく、多くの場所でシャッター街を目にする。これらの空き店舗を水耕栽培で活用できれば、天候に左右されずに野菜などの収穫が可能となり、安定供給も図れるのではないか」と言い、さらに「同店をテストケースに水耕栽培の新たな展開が見いだせたら」と話した。