前回プロ初勝利の巨人・森田駿哉が汚名返上の中日戦、大野雄大はベテランの意地見せるか
8月6日のヤクルト戦で初勝利挙げた森田
巨人・森田駿哉が12日の中日戦(東京ドーム)に先発する。富山商から法政大、Honda鈴鹿を経て2023年ドラフト2位で入団した28歳。今季は3試合に登板しており、前回8月6日のヤクルト戦で6回無失点と好投してプロ初勝利を挙げた。
前回は村上宗隆から三振を奪うなど散発2安打の危なげない内容。左腕から繰り出すストレートとほぼ同じ球速のツーシームやスライダー、チェンジアップなどを駆使してストライクゾーンを広く使う投球が持ち味だ。
中日戦はプロ初登板だった7月31日の延長10回に8番手として登板。味方のエラーと犠打、申告敬遠2つで満塁とし、最後はボスラーのサヨナラ犠飛で敗戦投手となった。
0.2イニングでわずか5球、被安打も自責点も0ながら1失点で黒星がつくホロ苦デビュー。防御率0.00にもかかわらず与四球率27.00となっているが参考にならず、森田にすれば汚名返上のマウンドと言えるだろう。
チームは50勝50敗3分けで首位・阪神と12差つけられているが、森田にとっては今後に向けてアピールしたい一戦だ。
6勝3敗、防御率2.52の大野
一方の中日は大野雄大が先発する。今季は14試合で6勝3敗、防御率2.52。6回無失点だった8月5日の阪神戦から中6日での登板だ。
巨人戦は3試合で1勝1敗、防御率4.41。直近では7月29日に6回5失点ながら勝ち投手となっている。
9月で37歳になる15年目のベテラン。ここまで通算92勝をマークしており、来季中に節目の100勝を達成するためにも1勝でも多く積み上げておきたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・P.ランバート-DeNA・石田裕太郎(神宮)
広島・床田寛樹-阪神・大竹耕太郎(マツダスタジアム)
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記事:SPAIA編集部