注目の若手シンガー・冨岡愛が語る、大阪の思い出と“初カバー”の舞台裏
ドラマ『HEART ATTACK』の主題歌で初めてのカバー曲に挑戦し、話題を呼んでいるシンガーソングライター・冨岡愛さん。2025年3月19日（水）にリリースしたカバー曲「強く儚い者たち」では、繊細かつ力強い歌声で新たな一面を見せてくれました。今回はそんな冨岡さんに、レコーディング秘話や小さなころから縁があるという大阪の思い出までたっぷり伺いました！
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歌詞に共感して、何度も録り直したパートとは？帰国して大阪の路線の多さにとまどう！大阪でのワンマンが本当にうれしい！
歌詞に共感して、何度も録り直したパートとは？
ご自身初のカバーリリースについて、最初にお話を聞いたときの印象を教えてください。
正直、びっくりしました。でもドラマの主題歌としてということで、改めて歌詞をじっくり読んでみたら、本当に素晴らしい内容で。私にはない言葉の選び方や感情の表現が詰まっていて、すごく刺激を受けました。どう自分の世界観に落とし込むかを考えながらレコーディングしたんですが、とても楽しい時間でした。
実際に歌ってみて、特に印象に残った歌詞はありますか？
「人は弱いものよ、とても弱いものよ」という一節ですね。私はあまり“弱い”という言葉を直接使うことがなくて。でもこの曲を通して、人間の弱さも強さも両方あっていいんだよって言ってもらえたような気がして。そこは自分なりにしっかり伝えたくて、何度も録り直しました。
カバー曲での新境地に続いて、プライベートでも何か始めたことがあれば教えてください。
2025年から低酸素運動を取り入れ始めました。酸素の薄い環境で運動すると肺活量が上がるんです。ストレス解消にもなるし、4月から東名阪ツアーが始まるので、体力づくりにもいいなと思って続けています。アスリートの方もやっているトレーニングみたいです。
帰国して大阪の路線の多さにとまどう！
ここからは、関西に関係したプライベートのお話にも触れていきたいと思います。冨岡さんは大阪に住んでいたこともあるそうですが、その当時の思い出はありますか？
4歳から15歳まではオーストラリアで暮らしていたんですが、母の実家が大阪で、毎年夏休みに帰ってきていました。その流れで、日本に戻ってくるときは大阪の高校を選びました。親戚も多いので、私にとっては「帰ってきたな」って感じがする街です。
海外から大阪へきて、ギャップを感じたことはありましたか？
まず人の数にびっくりしました。特に電車の中の人数にびっくりしましたし、最初は乗り換えの仕方がわかってなくて、学校へ行くまでにすごい遠回りして遅刻しちゃったこともありましたね。今は御堂筋線とかもスムーズに乗り換えできます（笑）。
そんな大阪で、当時よく行っていた場所はありますか？
梅田の「LUCUA」にある映画館です。母や友だちと観に行ってました。おじいちゃん、おばあちゃんは天王寺に近いので、「あべのハルカス」や「キューズモール」など天王寺にもよく行きました。天王寺はおじいちゃん、おばあちゃんとの思い出が強い街ですね。
関西でお気に入りのスポットもあれば教えてください。
京都の「車折神社」ですね。小さいころからおじいちゃん、おばあちゃんと毎年お参りしていて、芸能の神様がいらっしゃると知ったのはだいぶ後でしたが、縁を感じます。今年も1月1日に行きました（笑）。
グルメも、やっぱり関西ならではの魅力がありますよね。
551の豚まんは家族でよく食べますし、お好み焼きやたこ焼きは、おばあちゃんの家でよく作ります。関西に帰ってきたら、おばあちゃんの料理を食べることで、帰ってきたな〜って感じがしますね。
大阪でのワンマンが本当にうれしい！
では、恒例の質問なんですが「あんなぁ」って、誰かに話したくなったエピソードを教えてください！
「あんなぁ…」ってテンションかは分かりませんが（笑）、昨日、東京から名古屋への移動中にAirPodsのケースだけ落としてしまって。耳には付けてたんですけど、ケースを膝の上に出していたんですね。それで、パッとクルマを降りたところで落としてしまったみたいで。まだ見つかってないんです、紛失中です……。というニュースです。見つかってほしいですね。
そんなハプニングもありつつですが、いよいよ東名阪ツアーが始まりますね！ 意気込みをお願いします。
初の東名阪ツアーになるんですが、やっぱり大阪でワンマンライブができるっていうのは本当にうれしくて。小さい頃から思い入れがある街ですし、そこで自分のライブができるっていうのは本当にひとつの目標でもあったので、大阪、関西の皆さんにお会いできるのをとても楽しみにしています！ ぜひ会場でお会いしましょう！
ありがとうございました！
新たな気づきや見方を感じられたというカバー曲「強く儚い者たち」は、まさに“挑戦”の1曲。そして、関西で過ごしたかけがえのない時間や場所、思い出が、今の彼女の音楽にもしっかり息づいています。4月からスタートする初の東名阪ツアーで、そんな彼女のパワフルで繊細な歌声をお聴きください！
＼from Writer／
お気に入りのグルメをお聞きした際、お店が浮かばなかった冨岡さん。インタビューが終わるとすぐに「お店が出なくてすみません！」と言ってくださり、こちらが恐縮でした。ファンの方からも「どこのお店がいい？」と聞かれることが多いそうで、「開拓してみます！」と話してくださいました。次の機会にはグルメなお店も教えていただけそうです！
写真／anna 文／國友敬