【マクドナルドクルーに聞く・第1回】2児のママがコンテストのチャンピオンに!
老若男女問わず、多くの人が知っているマクドナルド。パートで働いてみたいと思ったことはないでしょうか? 今回ママスタセレクトは、そのマクドナルドが開催する「AJCC(オール・ジャパン・クルー・コンテスト)おもてなしリーダー部門」のチャンピオンである七田菜採さんにインタビューしました。七田さんはマクドナルドの富山インター店で勤務されているクルーで、2人の男の子のママでもあります。第1回では、子育てと仕事を両立する七田さんならではの思いなどを伺いました。
マクドナルドで働くことを選んだ理由は
――さまざまな働く場所があるなかで、なぜマクドナルドで働くことを選ばれたのでしょうか。
七田菜採さん(以下、七田さん):高校2年生のときから、アルバイトとしてマクドナルドで働いていました。最初は時間の融通が利き、学業やプライベートの時間と調整しやすい理由で働きはじめたんです。 大学卒業後、子育てに集中するために仕事をいったん辞めましたが、子どもが年長・年少になったタイミングでまた働きたいなと思ったときに、「マクドナルドで働きたい」と思いました。そのときも一番の理由は、時間の融通が利くことでした。
――お子さんが小さいと、急な呼び出しなどもありますよね。働くにあたって、不安はなかったのでしょうか。
七田さん:子どもがまだ小さいということもあって、「急な呼び出しがあるかも」「行事のときは休めるかな」「長期休暇はどうするんだろう」という不安はありました。でも高校生のときに、親世代の人がたくさん働いていることを見ていたので「ママになっても働けるんだ」という印象がありました。 さらに面接で、その不安や希望をすべて伝えることができたことも安心感につながりました。実際に同じようなママがすごく多いので、理解してもらえるし、支え合える職場だなと思います。
子どもにとっても身近な場所だからこそ働きたい
――マクドナルドといえば、子どもでも知っている場所ですよね。そこでママが働いていることをお子さんたちはどう思っていそうですか。
七田さん:子どもたちもマクドナルドのことが大好きで、身近にある場所だったので、うれしそうにしていました。小さい頃は、パパと一緒に買いに来てくれることもありました。またマックアドベンチャーⓇという子どものお仕事体験にも参加し、「ママと同じ服だ!」と喜んでいましたね。今は2人とも中学生になって、もうすぐアルバイトができる年齢になるので、「どんな仕事してるの?」などとアルバイトの具体的な話を聞いてくるようになりました。
――将来同じマクドナルドに、お子さんがアルバイトとして勤務したらどう思いますか。
七田さん:私はうれしいです! 実際にお店には、親子で働いていたり、3世代で働いていたりするクルーもいますよ。子どもも親がいて安心感があるみたいです。親も安心ですよね。
自分にとってプラスになるから挑戦したい
――七田さんがチャンピオンになられた「AJCC」とは、どんなコンテストなのでしょうか。
七田さん:マクドナルドが約20万人の店舗クルーを対象に行う技能コンテストです。店内戦、法人戦、ミニブロック戦、地区本部代表戦などを勝ち抜いた6名で全国戦をオンラインで行いました。最後の全国戦、私は日曜お昼の一番混雑するとき、その時間帯の店舗での接客の様子を審査されることになりました。リアルなお客様対応なので、何が起こるかわからないなかでの審査となります。
――そもそもAJCCをチャレンジしようと思ったきっかけはなんでしょうか。
七田さん:前年に上司から声をかけてもらい、バリスタ部門で出させていただきました。そのときは、残念ながら勝ち上がることができなかったんです。でもその悔しさもあって、バリスタよりも自信のあるおもてなしリーダー部門で出てみたいなと思いました。
――AJCCに挑戦すると決まったときのお気持ちはいかがでしたか。七田さん:最初にお声がけいただいたときは「私でいいのかな?」という不安でいっぱいでした。でもせっかくお声がけいただいたし、やってみたら自分にプラスになるんじゃないかなと思い、挑戦を決めました。
新しい挑戦ができるのは子どもがいるから
――七田さんはコンテストに挑戦されましたが、新しいことに挑戦したいけど、準備の時間も取れないと断念するママもいると思います。七田さんは子育てや家事に忙しいなか、コンテストの準備は大変ではなかったですか。
七田さん:子どもたちが小さいときは、難しかったかもしれません。でも今は子どもたちも家事を手伝ってくれるほど大きくなって、むしろ子どもたちがいることが、力になりました。コンテストに行くときには「頑張ってね」と声をかけてくれましたし、日本一になったらすごく喜んでくれました。学校で友達と私の話をしてくれているみたいで、マクドナルドに一緒に買いに来たりもします。そういったことが力になって、頑張れているなと思います。
――子どもたちの応援は力になりますよね。
七田さん:本当にそうです。授業参観のとき、子どもの手作りの名札が机の上に置いてあって、その裏にメッセージが書かれていたんです。「ママ、お仕事頑張ってね」というメッセージと一緒にポテトの絵が描いてありました。本当に私の仕事のことを身近に感じてくれていて、私が楽しんで好きな仕事をしていることをわかってくれているんだなと感じました。
(編集後記) 子どもたちがいることが力になるという七田さん。ママであっても新しいことに挑戦する姿に勇気が湧いてきますね。次回は子育てと仕事、両方に活かせるおもてなしについて伺いたいと思います。
※取材は2024年9月に行いました。記事の内容は取材時時点のものです。