高校野球三重大会組み合わせ決定 初の2部制導入 7月4日開幕
7月4日に開幕する「第107回全国高校野球選手権三重大会」(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が6月17日に津市内であり、出場63校59チームの対戦カードが決まった。伊賀地域からは上野、伊賀白鳳、神村学園伊賀、名張、名張青峰、近大高専が出場する。
今年は熱中症対策として、高温が予想される日中を避け、午前9時開始と午後3時30分開始の1日最大2試合とする「完全2部制」を初めて導入する。また、従来の4会場のうち、四日市市営霞ケ浦第1球場は使用せず、準決勝、決勝は津球場公園内野球場で実施。1回戦は尾鷲以南の3チーム(尾鷲、木本、紀南・熊野青藍)の試合のみ、くまのスタジアムを使用する。
この日の抽選会で、県高野連の水谷正樹会長は「戦後80年の節目に、平和な中で野球と向き合えることに感謝しながら、一人ひとりが目標に向かって高めた技術、支え合ってきた仲間と心を一つにして戦ってほしい。目標に向かって挑戦し、その向こう側にある景色をつかんでほしい」と選手らを激励した。
組み合わせのやぐらには、Aシードの4チーム(津田学園、三重、海星、菰野)の校名が入り、続いてBシードの4チーム、残る51チームが予備抽選順にくじを引いていった。
今春の県大会を制し、続く東海大会でも準優勝した第1シード・津田学園(桑名市)の主将を務める伊賀市立緑ヶ丘中出身の惠土湊暉さん(3年)は抽選終了後、「自分たちの野球ができれば誰にも負けない自信はある。油断できないチームが多いが、投打ともに調子は上向いてきている」と語った。
伊賀地域6チームの1回戦の組み合わせ、開始時刻、会場は以下の通り(太字が伊賀地域)。
【7月6日】
伊賀白鳳‐伊勢工 午前9時、ダイムスタジアム伊勢
【同7日】
英心‐近大高専 午前9時、ダイムスタジアム伊勢
名張‐津東 午前9時、津球場公園内野球場
久居‐上野 午後3時30分、津球場公園内野球場
亀山‐神村学園伊賀 午後3時30分、ドリームオーシャンスタジアム
名張青峰‐水産 午後3時30分、ダイムスタジアム伊勢
各球場の入場料は一般700円、高校生200円、中学生以下無料。開会式は4日午後2時30分から四日市ドームで開かれ、試合は5日から。順調に進めば決勝は26日に行われる見通し。