5年目は原酒で 井上酒造「推譲」発売
井上酒造(大井町・井上寛会長)が5月16日、小田原市内で日本酒『推譲』の新酒お披露目会を開いた。(すいじょう)
醸造には、耕作放棄地解消に取り組む小田原かなごてファーム(小山田大和代表)のソーラシェアリング(営農型太陽光発電)の田んぼの米と電気を使用している。
5年目となる今回は、飲みやすいアルコール度数(15%)に調整するための加水をせず、初めて「原酒(アルコール分18%)」で販売する。井上会長は、「より自然の息吹と大地の力強さを感じていただければ」と思いを話す。
入社2年目の蔵人(くらびと)・入澤澄(とおる)さん(22)は「常温なら喉に辛さや味わいを感じられます。夏場は少し冷やすのもおすすめです」、かなごてファーム・小山田代表は「井上酒造さんらしい辛口に仕上がっていてとてもおいしい」と笑顔で紹介した。
原酒のため500本限定。1本720ミリリットル/2200円。井上酒造売店とオンラインショップ、ヤマザキショップ内山酒店(下曽我駅前)で購入できる。