TPホールディングス、測量用の機体「Sky-Mapper MarkⅡ」を展示[CSPI-EXPO 2025]
TPホールディングスは石川エナジーリサーチが開発するドローン「ビルドフライヤー」をベースにした測量用の機体「Sky-Mapper MarkⅡ」を出展した。
調整したポイントとしてあげるのは、ドローンの飛行を制御するデバイスであるフライトコントローラーだ。
担当者は次のように説明した。
前進飛行中のドローンを止めようとしてもすぐには停止せず、慣性で流れていってしまいます。効率よく測量するため往復飛行を実施しますが、フライトコントローラーを変更することによって、向きを変えるときの慣性を極力抑え、キュッと曲がるように調整しています。
また、ペイロードとして搭載したLiDAR機器が発射するレーザーに干渉しないよう、スキッド(脚部)を跳ね上げる構造も追加している。
ペイロードには米GreenValley Internationalが手掛けるUAV LiDARユニット「LiAirシリーズ」が使用可能。「X3C」は360度照射が可能な短距離LiDAR。また、「H800」は反射率10%の対象物でも高度350mから測量できるハイスペックぶりを発揮する。森林などを一度に広範囲にわたって測量する場合に使用される。
[caption id="attachment_116747" align="aligncenter" width="1280"]
X3C(左)とH800。いずれも256GBの内部ストレージを備える
[/caption]
Sky-Mapper MarkⅡは建築コンサルタントを中心に導入が進められている。また、木材販売や森林管理を手掛ける事業者でも利用する事例があるという。
TPホールディングス