茅ヶ崎市立病院 中高生が看護を体験 点滴やバイタルなど実践
茅ヶ崎市立病院で7月26日、中高生を対象とした「1日看護体験」が行われた。
少子高齢化により看護需要が高まる一方で、人手不足が問題視されていることから、看護師の仕事の魅力を知ってもらおうと、同病院は13年前から年に1度開催している。参加者からは「将来看護師になりたいと思った」という声が上がるという。
学生の意見反映
近隣の学校やHPから参加者を募り、当日は中学生2人と高校生24人の全26人が参加した。高齢者体験やバイタルサイン、AEDなど実践のほか、院内見学や栄養士による病院食の紹介などが行われた。
昨年参加した学生の意見を反映させ、今年は初めて点滴の体験ブースが設けられた。学生は2人1組となり、3秒に1滴のリズムにあわせて滴下数を調整する作業を行った。
看護師を目指しているという市内在住の高校3年生・大野舞桜さんは「とても貴重な体験だった。夢が明確になった」と話し、同病院の看護師教育担当主査の橋本真実さんは「看護師は人の人生に関わることのできる大切な仕事。現場のリアルや魅力を学生に伝え、興味をもってもらえたら」と語った。