次期衆院選神奈川17区 現新3人の構図か 区割り変更後 初の実施
自民党の総裁選後に想定される次期衆議院議員選挙。日程は早ければ10月27日(日)投開票(15日(火)公示)や、11月投開票といった見方が広がっている(9月24日起稿)。
神奈川17区は小選挙区の区割りが変更されており、新たに二宮町が加わった3市9町(秦野市・小田原市・南足柄市・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町)で1議席を争う。
立候補に向けた動きを見せているのは、自民党現職で4期目の牧島かれん氏(47)、神奈川県議を2期務めている立憲民主党の新人佐々木奈保美氏(54)、会社経営者で参政党の新人平野めぐみ氏(49)の3氏。
牧島氏はデジタル大臣などの実績も背景に、前回衆院選で13万票余りを獲得。引き続き地方と国の連携を図りながら「地方創生×DXの推進」「農林水産業の更なる振興」など、国の施策と地方課題への対策に加え、自然災害に強いまちづくりや観光、教育、国会改革なども訴える。
佐々木氏は地元である小田原市を始め、二宮町や足柄地域などでも街頭演説やタウンミーティングなどを重ねている。自民党について裏金や旧統一教会問題を指摘、「野党の追及と政権の交代がまっとうな民主主義には不可欠。待ったなしの大胆な改革や変化が求められている」と訴える。
参政党・神奈川第17区国政改革委員を務める平野氏は、「一人でも多くの人に、選挙へ行く大事さを知って欲しい。そういったことが生活の身近なことにも直結している」と思いを語る。また「子どもたちへの教育の一環」として捉え、政治に無関心でいる状況を変えたい考えだ。