西洋占星術の基本!12星座を学ぼう!(牡羊座)【一番わかりやすい はじめての西洋占星術】
第1章 12星座(12サイン)を知る
まずは西洋占星術の基本、12 星座から学びましょう。12 星座は西洋占星術の要です。全体を読み、各星座の性質をつかみましょう。
12星座のキャラクターをつかもう
ほしみ「まーさ先生、ここからはじまる第1章では、12 の星座(12 サイン)を学んでいくのですよね。」
まーさ先生「雑誌やテレビなどの星占いでは、自分の太陽星座しか見ないかもしれないけれど、占星術を学ぶなら、12 の太陽星座それぞれの性質(キャラクター)をバランスよく理解することが大切なんですよ。完璧に覚えてなくてよいので、「ああ、〇〇座は△△なところがあるな」と、性格をざっくりとイメージできるようになると、読み解きしやすくなります。身近な人の星座を聞いて、自分の中で、星座の性質をキャラクターに置き換えてみるのもいいでしょう。」
ほしみ「星座のキャラクター……。「元気で行動的」とか、「知的で判断力がある」とかですね。確かに人の性格のようにイメージすると、少し覚えやすいですね。」
まーさ先生「ものや出来事、状況を表現する際にも、例えば「天秤座っぽい展開」「蠍座っぽい事件」などと、12 星座の性質と結びつけて考えられます。なので、人間的なイメージだけで限定して覚えてしまうと、その後、幅広い解釈がしにくくなります。でも、勉強をはじめたばかりのときなら、「こういうイメージかな?」とイメージを固める際に擬人化するのはいいと思いますよ。わかりやすい星座からはじめていいですが、必ず 12 星座全部やってみてくださいね。」
ほしみ「まだよくイメージできない星座が多いから、時間がかかりそうだなあ。」
まーさ先生「誰にでも、理解しやすい星座とそうでない星座はあります。たぶんわかりやすいのは自分自身の太陽星座や親しい人の星座かな。そういう、自分にとって縁が深く、性質に共通点が多い星座は最初から理解しやすいですね。次に、「どうも気が合わない!」と思う人の星座も比較的理解しやすいと思います。「こういう人いる!」って思うんじゃないかな。反発し合うことも、一つの縁なんですよね。」
ほしみ「へえー! でも確かにそうかも。自分の太陽星座は雑誌などの占いでもよく見るから、何となく「こういうタイプなんだな」と理解しやすい気がします。友だちや好きな人の星座も見ますよね。だから少しは、知識があるかもしれません。」
まーさ先生「最後に「こういう人もいるんだ? 全然考え方がわからない」と思う星座が残るでしょうね。そういう星座の人とは、そもそも友だちになったり、好きになったりもしにくい面があるので、まだ人生の中で出会ったことがあまりないのでしょう。でも、そういう星座を理解すると、一気に 12 星座が面白くなるんですよ。」
ほしみ「そういうものなんですか? 意外だけど面白いですね。」
まーさ先生「12 星座は、それぞれ向かい合う星座同士で「対」になっていて、性質的には正反対なんです。しかし、正反対同士だからこそ、どこか似ていて惹かれ合うという組み合わせです。」
ほしみ「つまり、ペアの星座が6組ということですね。まず一つの星座を理解したら、その向かいの星座は反対の性質と考えてみますね。」
まーさ先生「12 星座の順番は意味があり、循環して輪でつながっています。一部の星座だけ詳しいという状態だと、ホロスコープは上手に読めません。12 星座全体に、バランスよく知識や関心を持ちましょう。」
牡羊座
火の玉のように強烈で純粋で俊敏瞬時の判断で勝利を勝ち取る戦士
二分類
男性星座
三分類
活動宮
四分類
火のエレメント
・守護星
火星
・象徴する体の部位
頭部、脳、髪、顔、目
・象徴するフレーズ
I am 「我あり」
キーワード
積極的/好戦的/純粋/勇気がある/単純/本能に従い直感的に動く/活動量が多い/喜怒哀楽が明確/挑戦の意欲/瞬発力がある/場当たり的
エネルギー
未知なる状況を切り開く、強い1挑戦心の象徴・牡羊座。物事の判断は極めて速く、一度これと決めたら突き進み、一気に成果を手にできる高い集中力を秘めています。情熱的でイエス・ノーにしろ、好き嫌いにしろ、非常にはっきりしていて2迷わないものの、情熱を失えば全く執着しないのも特徴です。シンプルであるがゆえの3明るさを持ち、周囲を奮い立たせる力は絶大。4ピンチのときに強く、不利な状況をしばしばひっくり返します。
重要な言葉をさらに詳しく解説すると……
①挑戦心
新しい経験を好み、みんなの先頭を走りたいタイプ。人についていくのは好みません。
②迷わない
能(直感)で物事を判断するため、考えて決める人より決断が速い。反対に「ここはじっくり考えなければ」と思うと、牡羊座の力は弱まりがちに。
③明るさ
シンプル=物事を複雑にしないということ。裏読みせず、過度な気遣いもしません。だから不安にもなりにくく、明るくいられるのです。
④ピンチのときに強く
好戦的=いつでも戦う姿勢が整っているということ。「面白そうだから」と、平坦な道より崖を好んで登るタイプ。勢いがあるため単純な勝負事にも強いのです。
【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著:アストロカウンセラーまーさ