【倉敷市】【6/7(土)･8(日)開催】第5回宴joy備中地酒フェスSAKEべ!! ～ 食べて・飲んで、備中の地酒を応援しよう
「地元のお勧めのお酒は何？」と尋ねられて、自信をもってお勧めできる地酒はありますか？
2024年12月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に指定され、日本のSAKE文化が世界から注目されるようになりました。このようななか、自分の住む地域の地酒を勧められたらかっこいいなと思います。
実際、倉敷をはじめとする備中地域にも多数の酒蔵がありますが、認知度はそれほど高くありません。
背景には、日本酒をはじめとする酒は一本の容量も多く、なかなか“試しに一口”飲んで見る機会が少ないこともあるでしょう。
地元の酒蔵のお酒を、いろいろ飲んで自分の好きなお酒を探してみたい！という人にぴったりなイベントが、2025年6月7日（土）8日（日）の二日間、倉敷市芸文館広場で開催されます。
「第5回宴joy備中地酒フェスSAKEべ!!」とは
宴joy（エンジョイ）備中地酒フェスSAKEべ!!は、備中の地酒を地元の人に知ってもらい、楽しんでもらうための有料試飲イベントです。
2025年6月7日（土）8日（日）の二日間は、倉敷をはじめ備中地域の15の蔵元や醸造所、15の飲食、ケーキやクレープ、コーヒーや酒器のお店が倉敷市芸文館広場に集まります。
初日は午前11時～午後5時まで、二日目は午前10時～午後4時までと開催時間が異なるので、注意しましょう。
両日ともに入場料は無料。
ステージプログラムもあり、おいしい地酒や食べ物片手に音楽に身体を揺らしてエンジョイできます。
飲食ブースでは、試飲カップに入ったお酒のみ楽しめます。購入した酒瓶は、持ち帰るようにしましょう。
第4回宴joy備中地酒フェスSAKEべ!!のようす
宴joy備中の地酒フェスSAKEべ!!は、今回で5回目。
2024年に開催された第4回宴joy備中の地酒フェスSAKEべ!!は、二日間で約5,500人が参加したそうです。
スイーツやステージプログラムもあるので、家族連れでの参加もありましたし、野外イベントなのでカートに入れた愛犬を連れて訪れる来場客もいました。
イベント発起人 中原和雄さんへインタビュー
イベントの発起人、中原和雄（なかはら かずお）さんに、今回のイベントの見どころを聞きました。
──宴joy備中の地酒フェスSAKEべ!!のイベント趣旨を教えてください
中原（敬称略）──
備中地域の酒蔵を、地元の人たちに知ってもらいたいという思いで開催しています。
日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、自分の住む地域の酒を知らない人はいませんか。
もし知らないのであれば、それはとてももったいないことだと思います。
会場は倉敷駅や美観地区からもアクセスの良い倉敷市芸文館広場なので、酒蔵主催のイベントに行くのは少しハードルが高いと感じる人にも、気軽に参加してもらいたいです。
今回のイベントで気に入った酒蔵ができたら、そこのお酒を購入したり酒蔵が独自に開催しているイベントにも足を運んだりしてみてください。
地元の人たちが、地元の酒蔵に興味をもつ。これが、一番の目的です。
──「地酒」ということは、日本酒以外の出店もありますか？
中原──
もちろんありますよ。
「地ビール」も、地酒のひとつです。日本酒はもちろん、焼酎やリキュールも「地酒」に含まれます。
今回初めて参加する妹尾酒造本店は、麦焼酎やみりんを作っている酒蔵です。
スーパーマーケットなどでみりんを購入すると、年齢確認がありますよね？
それは、みりんが「酒」だからなんですよ。
妹尾酒造本店は、小規模なので酒蔵独自のイベントなどはありませんが、地域の人たちが昔から大切にしているお店のことも知っていただくきっかけにしたいです。
──当日の楽しみかたを教えてください
中原──
当日は、いろいろな酒蔵の地酒が一杯300円から、普段のおちょこよりも少なめの60cc程度の量提供されます。
酒蔵さんと同じ地域で活躍するフードも多数出店しますので、飲み比べながら自分のお気に入りの酒を探してみてください。
当日飲んで気に入ったお酒は、お持ち帰り用に購入するのもおすすめです。
昨年までのイベントに参加経験のある人は、ぜひまだ一度もこのイベントに来たことのない人を誘ってほしいですね。
みんなで笑って楽しく過ごしながら、地元の酒の良さを感じてください。
──読者へメッセージをお願いします
中原──
当日は、備中地域でお酒を醸（かも）している蔵元さんが集まります。
地元のかたにこそ、地元のお酒を応援してもらいたい！という気持ちでこのイベントを開催しておりますので、どうぞご家族で・ご友人とともに会場へお越しください。
ご来場、お待ちしています。
おわりに
私も、昨年開催された第4回宴joy備中の地酒フェスSAKEべ!!に参加しました。
備中にはこんなにも酒蔵があるのかと驚いたのと同時に、どの出店者さんも笑顔で大盤振る舞いなことにも驚きました。出店者もお客さんも、ともにに笑顔で和気あいあいと楽しめるイベントです。
会場にはお酒やフードはもちろんのこと、倉敷芸術科学大学の学生さんをはじめとした作家さんの酒器もたくさん並んでいて、購入したお酒をどう飲もうかと考えるのもまた楽しくなる時間を過ごせました。
2025年も、酒器の販売コーナーがあるとのことなので、今からワクワクしています。
祝日のない6月だからこそ、自宅で楽しめるお酒があると頑張れるような気がします。
お気に入りの地酒を探しに6月7日・8日は倉敷市芸文館広場で足を運んでみてはいかがでしょうか。