旭ジャズまつり 多彩な演奏、芝生で楽しんで 実行委員長にインタビュー
8月25日(日)にこども自然公園(旭区)で開かれる「横浜旭ジャズまつり」。その歴史や魅力について、高梨信芳実行委員長に聞いた。
30年超の歴史
--ジャズまつりの歴史を教えてください。
「横浜旭ジャズまつりは1990年に旭区誕生20周年の記念イベントとしてスタートし、区の発案・呼びかけで実行委員会に有志が集まり、1回限りの予定で開催いたしました。開催後の反響が大きく、皆様からの続けてほしいという熱い声援に支えられ、市民ボランティアが企画・運営を担い、今まで32回開催してまいりました。この間、本物のジャズの音と原点にこだわり続け、今では横浜最大級の野外JAZZイベントとして、生粋のジャズファンの方たちだけでなく、野外イベントを楽しみたい多くのお客様まで幅広く支持をいただいております」
--その魅力は。
「野外で飲食をしながら、迫力のある本格的なジャズを楽しめるのが横浜旭ジャズまつりの醍醐味です。ステージにはレベルの高いアマチュアバンドからプロミュージシャンまで登場し、筋金入りのジャズファンもジャズが初めての若い世代もお楽しみ頂けます。
また、子どもたちに音楽に親しんで頂くため、『音育(おといく)』と称して、当日は公園入口で楽器体験や、キャンドルホルダーお絵かき&塗り絵コーナーを開設しています。会場内には多数のキッチンカーや模擬店も並び、シート1枚あれば1日楽しめるピクニックという雰囲気です」
--今年から実行委員長に就任されました。
「初開催より30年を超え、前実行委員長の高梨昌芳より引継ぎ、2024年より横浜旭ジャズまつりの実行委員長をお受けすることになりました。多くの皆様にジャズをとおして、世代を超えたコミュニケーションの場になるように私も務めていきたいと思います」
子どもやプロ・アマ出演
--今年の見所は。
「恒例の八ッ橋幼稚園マーチングバンドによる、オープニングアクトからスタートします。続いて、動画審査とライブオーディションを勝ち抜いたアマチュアバンドの見応えある競演。特別枠で初参加するのは期待の地元、万騎が原中学校吹奏楽部です。
プロステージのトップバッターはYouTuberとしても大注目のピアニスト・菊池亮太さんです。二番手はNYの世界的プレイヤーVincentHerring(as)EricAlexander(ts)Quintet小林陽一(ds)海野雅威(p)安田幸司(b)guest矢崎恵理(vo)、続いて華やかなステージになること間違いないユッコ・ミラー(sax)BAND。ラストは言わずと知れたジャズの歌姫、阿川泰子さんがジャズの神髄を聴かせてくれるでしょう」
--読者にメッセージをお願いします。
「幼稚園のマーチングバンドやアマチュアバンド、プロバンドなど多くの出演者の皆さんの演奏を芝生に座って楽しんでください」