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「ミスキャストを自動で補正?」 未来のリールに付いたら嬉しい機能を妄想してみた

TSURINEWS

未来のリールはどう進化する?(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

釣りの世界は、長い歴史を持ちながらも、技術革新が絶え間なく進んでいる。今では、スマートフォンを使ったリールのドラグ設定や、進化した魚探機能など、釣りの効率を大きく向上させる道具が続々と登場している。しかし、未来の釣り道具にはもっと革新的な機能が加わると考えられる。たとえば、リールにAIや魚探機能を搭載することで、釣りの体験はどのように変わるのだろうか。

未来の釣り道具に期待すること

未来の釣り道具に求める最も極端な願望を挙げるなら、「勝手に釣ってほしい」ということだ。釣りはもちろんアクションが重要であるが、それでも魚の居場所や活性を完璧に知り、竿を動かすタイミングを見計らい、魚が食いついた瞬間を逃さない。そんなリールがあれば、釣りの楽しさが何倍にも膨らむだろう。

ただし、勝手に釣ってほしいという願いには、いくつかの前提が必要だ。それは、「釣り手の意志」を反映できる高度な人工知能と、より正確な魚探の機能が搭載されていること。

AIが潮回りや時間帯の最適な情報を提供してくれるだけでなく、魚探と連携して、リアルタイムで魚の位置や活性を教えてくれれば、釣り人の負担は大きく減ることだろう。

勝手に釣ってくださいな(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

現在のリールとその進化

現在、リールに搭載されている技術もかなり進化してきた。例えば、リールの大手メーカーであるD社のベイトリールの一部には、スマートフォンを使ってドラグを設定できる機能が搭載されている。このような機能によって、釣り人は手元でドラグの調整を瞬時に行うことができ、より精密な釣りを実現することができる。

さらに、これが進化していけば、リール自体がAIを搭載することも夢ではないだろう。たとえば、リールが魚の引き具合を瞬時に感知し、最適なドラグ力を自動で調整してくれる機能や、キャストの最適化を行うAIの搭載などが考えられる。

AIで潮回りや時間帯の最適化

AI搭載のリールは、単に機械的な操作をサポートするだけではない。最も期待される機能の一つが、潮回りや時間帯に基づいた最適な釣りタイミングの提案だ。

例えば、AIがリアルタイムで潮位や潮流、天候情報を分析し、釣り人に「今がベストなタイミングです」と知らせてくれる。さらに、過去の釣果データや天候パターンから、特定の時間帯や状況において魚が活発に動く時間帯を予測してくれると、釣りの成功確率は飛躍的に向上するだろう。

AIはまた、過去の釣りログを学習することで、釣り人の癖や好みを把握し、より個別化されたアドバイスを提供できるようになるだろう。例えば、「この場所では過去に最も釣果が良かった潮流のパターン」といった情報を自動的にフィードバックし、釣りを最適化することが可能になる。

ハイエンドにはAI搭載希望(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

魚探搭載なるか

魚探は、釣りにおいて欠かせない道具となりつつある。現在、魚探は別途取り付けられたデバイスとして機能しているが、未来のリールには魚探機能が組み込まれることが期待される。これにより、釣り人はリールを操作するだけで、魚の位置を瞬時に把握できるようになる。

たとえば、リールに搭載された魚探が魚の群れを検知し、その情報をリアルタイムでスマートフォンやリールのディスプレイに表示する。これにより、釣り人は魚の居場所を正確に把握し、適切なルアーや餌を選ぶことができる。

魚探の精度が上がれば、魚の活性度や深さ、さらに底質まで教えてくれるようになり、釣りが一層効率的で楽しいものになるだろう。

キャスト補正機能

キャストミスは釣りの中で最もフラストレーションを感じる瞬間の一つだ。特にベイトキャスティングやフライフィッシングにおいて、キャストの精度は釣果に直結する。そこで、未来のロッドにはキャスト補正機能が搭載されることが期待される。

キャストも自動でできればいいな(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

このキャスト補正機能は、ロッドに組み込まれたセンサーやAIが釣り人のキャストを分析し、ミスキャストを補正するというものだ。

たとえば、風の影響を受けてキャストがズレてしまった場合、ロッドが自動的に修正を加え、最適な角度や強さでルアーを飛ばしてくれる。また、釣り人のキャスト動作を学習し、より精度の高い投げ方をアドバイスしてくれる機能も考えられる。

こうした未来の道具が実現すれば、釣りの楽しさはさらに広がり、釣り初心者でも簡単に成果を上げることができるようになるだろう。しかし、それでも「釣り」という行為が持つ本質的な魅力は変わることなく、釣り人の心をつかみ続けるに違いない。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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