「日本一過保護なマンホール」を軽い気持ちで見に行ったらヤバすぎて草 → これは保護せなあかん……!
普段は気にも留めないマンホール。その性質を考えると、むしろ道を歩いていて気に留まらないように考えられていても不思議ではないが、北海道に「日本一過保護なマンホール」と話題のマンホールがあるという。
マンホールで過保護とは一体? その話題を見た時ちょうど北海道をウロついていたので見に行ってみたら……ヤバすぎて草。
・軽い気持ちで行こうと思った理由
私(中澤)が軽い気持ちで見に行ってみようと思った理由は3つある。まず、その日、滞在していた旭川は、旭川にしては温かめで雪とか降ってなかったこと。なんなら、ここ数日雪が降ってなくて、駅前の道路とかは地面が見えていた。
次に、マンホールがあるという比布町(ぴっぷちょう)は旭川からJR宗谷本線で4駅と、そんなに遠くないこと。大都市近郊の町と言って差し支えなさそうだ。
・駅前
しかも、そのマンホールは比布町の駅前にあるらしい。比布駅に止まるJR宗谷本線の名寄行きは1時間に1本くらいしかないが、駅前ならば余裕だろう。
と思いきや、比布駅に到着したところ……
駅前がすでに試される大地すぎた。
_人人人人人人人人人人人人人_
> 寒波ヤバすぎて草ァッ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
4駅とは言え、北海道のスケールは東京とは違う。ひと駅ごとに景色からぐんぐん家が消えていった。比布に着く前の景色なんてもはや雪原である。
・身に染みて思ったこと
実際に現地に行くとこう思わずにはいられない。「これは保護が必要だ」と。日本一過保護なマンホールは、過保護なことに理由があった。そんなマンホールは情報通り駅前にあったのだが……
雪がエグすぎて一回普通に素通りしてしまった。テントが建っているにもかかわらず気づかない。重ね重ね思う。これは保護せなあかん……!
・マンホールの正体
テントに近づいてみると、雪に穴が開いているようにマンホールが顔を出していた。ポケモンのポッチャマとアローラロコンが描かれている。地域によって異なるポケモンがデザインされたマンホール「ポケふた」というヤツだ。
これについてポケモンGOヘビートレーナーのP.K.サンジュン記者に聞いたところ「ポッチャマはペンギンモチーフでアローラロコンは氷タイプ」とのこと。まさしく、この2匹にピッタリの場所ではないか。
近くの雪には、ポケふた用の雪かき用具が突き刺さっていた。どうやら、雪に埋まる場合もあるらしい。私が訪れた際はマンホールに雪が全くついていなかったことに、比布町の本気を感じずにはいられない。
・ヤバイ雪も世界観
ポケふた自体は夏に来れば余裕で見られるが、マンホールのデザイン的にはこのヤバ雪もまた世界観と言える。なにせ、ポッチャマもアローラロコンも嬉しそうだ。
というわけで、日本一過保護なマンホールは、大地の厳しさを知るマンホール。ゲットするのはちょっと大変だけど、その分、ちゃんと味があるところにポケモンに通じるものがあったのでした。寒いけどほっこり。現場からは以上です!
参考リンク:読売新聞
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.