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鈴木瑛美子 メジャーデビュー5周年記念ライブを開催!セトリはまさかの全曲書下ろしの未発表曲!

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鈴木瑛美子 「Nobody Knows」(※提供画像)

鈴木瑛美子が8月28日(水) SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで5th Anniversary Live「Nobody Knows」を開催し、未発表曲14曲を熱唱した!!!
オープニングから誰も知らない曲が立て続けに3曲演奏された。曲間のMCもない。ファンは拍手のタイミングもわからず会場には異様な緊張感が漂っている。
「誰も知らない曲ばかりだからNobody Knows」
最初のMCで鈴木は今回のライブのタイトル「Nobody Knows」の意味を説明した。続けて「私、今日のライブはとても緊張しています。今日を迎えるのが怖かったです。全部私が作詞作曲した曲、しかも誰も知らない未発表曲ばかりで、みんなはどう思うのだろう…って、すごく不安でした。」その言葉に会場からは温かい拍手が沸き起こり、鈴木の顔に笑みがこぼれた。そして「一度も聞いたことが無い曲ばかりだから、誰も知らないんだから、いつ手拍子してもOKです。正解はありません!ノリノリの曲には体を動かしたりして自由に楽しんでください。」と満席の観客に声をかけた。


失恋ソングが4曲続いた。鈴木の歌声は誰よりも感情が伝わってくる。観客は彼女の失恋話を聞いているのではなく、まるで自分がその失恋を体験しているかのような感覚になり、1曲ごと曲が終わる度に会場からすすり泣く声が聞こえる。これこそが鈴木ならではの歌唱表現、ウタヂカラである。
9曲目の「狼はいつも狼らしく」のイントロはおとぎ話のような語りから始まった。「昔々鈴木瑛美子というお顔が可愛くて歌がとても上手な女の子がいました。…(続く)…」今度は鈴木瑛美子のストーリーに観客が惹き付けられる番だ。まるで頭の中で短編ドラマの映像が浮かんでくるような時間だった。


その後20分以上に及ぶ【ロングMC】があった。冒頭鈴木は「今から私が話すことを聞いたら、みんなは私のことを嫌いになるかもしれない。」と前置きしてロングMCが始まった。デビューしてから鈴木が経験してきた苦悩を、時には声を震わせて話す鈴木。会場のファンのほとんどが涙を流しながら聞き入った。
ロングMC明けの曲は本ライブのタイトルでもある「Nobody Knows」。複雑なリズムと旋律。鈴木の心の中が音になって聴こえてきているようだった。


ライブはいよいよクライマックスへ。鈴木のアーティストとしての強い意志、希望と現実。かつてバラエティーの歌番組やTVCMで活躍していた頃の幼くて可愛らしい鈴木瑛美子は、今回のライブでは本当に演りたい音楽を突きつめていこうとする一人の成熟した女性アーティストになっていた。
プログラム最終曲「Reality Show」を歌い終わりバックステージに消えてゆく鈴木の後ろ姿は実に格好良かった。

鈴木が去った後、我に返るとミュージカルを見終わった後のような感覚になった。アンコールを呼ぶ拍手が鳴り止まない。

アンコールでは販売グッズのTシャツを着て登場。イントロが始まると会場から大声援と手拍子が沸き起こる。鈴木瑛美子ファンならずとも誰からも知られている、メジャーデビューする前年に主題歌を担当した映画「恋は雨上がりのように」の「フロントメモリー」。この日唯一の自作曲以外の歌唱だった。鈴木はステージを縦横無尽に走り回り、その歌いっぷりはデビュー前に戻ったかのようだった。
アンコールMCはいつもの鈴木瑛美子そのもの。笑顔いっぱいで弾けたトークで会場が笑い声に包まれた。
最後に「今日はカッコつけてライブやってたけど…どっちも瑛美子!」と締めくくり、予め練習した「Keep You Trill」を満席のファンとの大合唱でメジャーデビュー5周年記念ライブを締めくくった。


今回のセットリストはまさかの全曲書下ろしの未発表曲。他にも200曲以上は書き溜めているという。2023年12月末をもって所属していたレーベルとの契約を満了した鈴木瑛美子。ファンは一日も早くこれらの楽曲が音源化されリリースされることを待ち望んでいる。

ミュージカルでは「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル!」(帝国劇場ほか)など多数のメジャー作品に出演し、2025年1月~3月にはミュージカル「SIX」日本キャスト版( 東京都 EX THEATER ROPPONGI、愛知県 御園座、大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)にも出演が決定している。シンガーソングライターとミュージカル女優の二刀流をどちらも高いレベルでこなしている鈴木瑛美子。更なる活躍に期待したい。

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