「食費が少ない人」は買わない。スーパーで出費が増える“3つの食材”【月の食費2万円台の達人に学ぶ】
食欲の秋が到来しましたが、同時に食料品の値上げも止まりません。家計を守るには、食材ひとつひとつを吟味しながら“買うものを選ぶ”ことが重要です。ここでは、5人家族・食費月2万円台でやりくりするわたしが、「スーパーで買わないもの」をご紹介します。
買わない1.予算に見合わないもの
食料品の値段が上がっても、収入は同じ。安易に予算を増やすことはできません。そのため、予算に見合わないものは無理して買わずに、代替品で乗り切っています。
たとえば、野菜たち。この秋はどれも高く、子どもたちが大好きなブロッコリーも、1房200円を超えます……。
そこでわたしは、予算を死守するために生のブロッコリーを潔く諦めて、冷凍品を活用。食感がやわらかいので生食には向きませんが、炒めものやオーブン焼きにするのなら十分おいしいです。冷凍品はロスがなく生ごみもでないので、冷凍野菜ならではのメリットもたくさんありますよ。
買わない2.キムチ以外の漬けもの
漬けものは大好きなのですが、じつは滅多に買わない食品のひとつです。
その理由は、食べ切れた試しがないから(笑)。漬けものを買っても、食べるのはわたしと長女くらい。ほかの家族はあまり食べませんし、納豆やふりかけのほうが”ごはんのおとも”として登場する頻度が高いです。
買ってもロスしたり、無理に食べて消費したりすることが多いので、買うこと自体をやめました。
どうしても漬けものが食べたいときは、塩昆布や白だしできゅうりを揉みこむなど、食べ切れる分だけ即席で作っていますよ。
買わない3.インスタントの袋麺
5食入りの袋麺は、カップ麺よりも割安なイメージがあるので、見るとついカゴに入れたくなります。
でも、わが家ではインスタント袋麺の常備をしていないため、スーパーでは買いません。家に袋麺があると、つい頼りなくなって食べる頻度が増えてしまうからです。
どうしても食べたいときは、近所のドラッグストアで購入します。「わざわざ買いに行く」という手間を考えると、「やっぱりいいや」と諦めがつくこともあるので(笑)、都度買うシステムは買いすぎ防止につながりますよ。
「買わない」は家計防衛になる
スーパーへ行くと、「今日は何買おう……」と買うものを考えることがほとんど。
しかし、家計を守るには視点を変えて、”買わないもの”を頭に思い浮かべることも大事です。
ロスは出ないか、予算オーバーにつながらないかを考えながら買い物をすると、余計な出費は減らせるかもしれません。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア