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多趣味で知られる【THE ALFEE 坂崎幸之助】江戸切子や黒猫グッズなど音楽以外でも大活躍!

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1974年08月25日 THE ALFEEのデビューシングル「夏しぐれ」発売日

THE ALFEEへの注目をさらに集めることになった紅白出場


昨年は怒涛のデビュー50周年を駆け抜け、今年2025年に51年目に突入したTHE ALFEE。春と秋に行われるツアーと夏のイベントに加え、ファンも追いつくのがやっとなくらいの多忙なメディア露出から、新たにファンになった人も相当数いるだろう。

そんな50周年を迎えたTHE ALFEEへの注目をさらに集めることになったのは、41年ぶりとなる『第75回NHK紅白歌合戦』への出演だった。彼らの50年の軌跡が詰まった圧巻のパフォーマンスと、オープニングやエンディングでのお茶目な姿とのギャップが反響を呼び、幅広い世代のファンを獲得したに違いない。

その影響が如実に表れているのは、4月3日からスタートした春ツアーのチケット。全国のホールでツアーを実施していることもあり、ファンの他にも “近所に来るなら一度はライブに行ってみたい” と思った人も加わり、長年のファンもなかなかチケットが取れないくらい、どの会場でも完売が目立っている。また、昨年11月から今年の9月にかけて全国の百貨店で、THE ALFEE展 「THE ALFEE’S LEGACY ~50年の足跡~」が開催されており、昔から応援している人もまだあまり知らない人も楽しめるとして、どの会場も大盛況だ。

多くの異名、肩書きを持つ坂崎幸之助


前置きが長くなったが、THE ALFEEの3人は、メンバー全員が同級生。早生まれの桜井賢が2025年の1月に誕生日を迎えたことでメンバー全員70歳、合わせて210歳となったが、その期間も束の間。本日4月15日に坂崎幸之助が71歳の誕生日を迎え、2日だけ3人より1個上となった(4月17日に高見沢俊彦が誕生日を迎える)。今回のこのコラムでは坂崎の誕生日を記念して、近年の坂崎の活動について振り返っていきたいが、坂崎が多趣味であることからあまりにもジャンルを超えて活動しているため、整理しながら紹介していきたい。

坂崎には異名、肩書がいくつかある。1つは “God of DJ”。約45年前から『オールナイトニッポン』をはじめ数々のラジオ番組を担当し、現在も約30年続く番組を2つも担当しているのが人気の証拠であろう。そのうちの1つである埼玉県のFM局、NACK5で放送されている『K’s Transmission』だ。毎週金曜日に2時間、特別な事情があるとき以外は生放送という驚異的な編成で放送。坂崎が得意とする分野の質問なら何でも答えてくれる「(有)坂崎商店」や、時代背景・曲にまつわるエピソードを交えながら分かりやすく “講師” として紹介していく「J-POP SCHOOL」という名物コーナーは、リスナーに新たな発見をもたらし、知識の伝達・文化継承に大きく貢献している。

愛され信頼されている “フォーク界の介護士”


2つ目は “フォーク界の介護士”。命名したのは、坂崎と桜井が高校時代に組んでいたグループ “コンフィデンス” の頃から縁のある、六文銭の小室等。いわゆるフォークブームと呼ばれる世代のミュージシャンより少し年下ながらも本人以上に詳しいこともあり、そのたびに数々の人を驚かせることから、この異名は坂崎にピッタリである。

そんな “介護士” の坂崎は、ミュージシャンの番組やライブのゲストに引っ張りだこで、つい最近も先輩であるガロの大野真澄が主催のライブ『ミュージックカンファレンスOKAZAKI』などに出演していた。単に詳しいからという理由だけで先輩から声がかかるのではない。坂崎が持つ唯一無二の温かさとユーモアがあるからこそ、愛され信頼されているのだろう。

ちなみに、坂崎は先輩だけでなく後輩への面倒見もよく、年下からの人望も厚い。例えば、Kinki KidsやももいろクローバーZにギターを教えた先生だということは割と有名な話だ。2003年から開催されているザ・ビートルズの楽曲を完全コピーするライブ『Dear Beatles』では、ゲストのキャスティングにも貢献。デビュー間もない時期の植村花菜やmiwa、chay、やまもとひかるといった現在では大活躍しているミュージシャンを招き、その後もギターを貸すなどの関わりを持っている。

音楽に限らず様々な分野で活躍


そして、坂崎は多趣味かつ博識であるため音楽に限らず様々な分野で活躍している。
骨董品蒐集においては、和ガラスに関する筋金入りのコレクター。本を出版したり、現在も定期的に展示会を開いたりするほどの愛を持っていることから、出身地が東京都墨田区であることも兼ねて伝統工芸品の “江戸切子親善大使” に任命されている。

きっと一度蒐集欲に駆られると止まらないのだろう。同じく骨董品の一種で、大正時代から昭和時代にかけて多く製造された “黒猫グッズ” があるのだが、坂崎はそれだけを集めて博物館で展示できるほどの量を所持している。現在、静岡県のフェルケール博物館にて『黒猫奇譚 坂崎幸之助コレクション』が5月まで開催されている。

他にも、写真家として定期的にギャラリーで写真展を開催したり、保護猫の活動をしたり、さらに、両生類・爬虫類好きが高じて、自宅で飼っていたコビトカイマンというワニの剥製を国立科学博物館に寄贈したりするなど、本当に多彩な一面を持っている。

坂崎がこれまでに積み重ねてきた活動はいずれも坂崎の持ち味である人柄や多才さ、豊富な知識に裏打ちされたものであり、そのひとつひとつに情熱と愛情を感じさせる。71歳を迎えた今もなお、探究心は衰えることなく、今後もファンも驚くような多彩な活動を繰り広げることだろう。これからも笑顔で楽しみながら活躍する坂崎ならびにTHE ALFEEの活動に期待したい。

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