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「閉校を前に花火で思い出を」 三浦・剣崎小で寄付募るクラファン実施中

タウンニュース

寄付を募るチラシ

児童数減少などで今年度をもって閉校し南下浦小学校と統合する剣崎小学校(三浦市南下浦町)で、新たな門出を迎える児童らに花火を手向けようと、有志がネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。10月31日(木)の期限を間近に控え、22日現在達成率は78%。「笑顔で閉校を迎えてほしい」と関係者は「最後のひと押し」への協力を呼び掛ける。

目標まで「もう一押し」

CFを取り仕切るのは同校の保護者や卒業生、教職員からなる剣崎小学校閉校実行委員会。「『剣小でよかった』と子どもたちに思ってもらいたい」という願いから、「116年ありがとう未来への花火プロジェクト」と銘打って企画した。実施予定日は来年3月20日。同校前に広がる江奈湾から15分間で200発を打ち上げ、児童らの新たな門出を祝う。

打ち上げにかかる費用を賄うためのCFは9月30日から実施。目標金額は200万円を設定しており、22日現在で達成額は約160万円。寄付ページには支援者から「毎日海で遊びながら帰った日々が懐かしい」「すてきな思い出作ってください」などコメントも寄せられている。

実施に際しては「中途半端な花火で終わらせないよう」、寄付金が目標額に届かなければ全額を支援者に返金する方式を採用。期限が迫る中、実行委員長の杉野幸雄さん(61・松輪在住)は「地域のほか市外で暮らす卒業生にも声が届けば。必ず実現させたい」と「もう一押し」で達成する目標を前にさらなる支援を呼び掛ける。

企画目白押し

同実行委はこれまで閉校へ向け各種企画を実施。「116年ありがとう」と記された横断幕の作成や、体育館側面をペンキで彩る「虹のかけはしプロジェクト」を児童らと取り組んだほか、夏休みには校庭にまきをくべるキャンプファイヤーを実施した。同校では職員室で受付をすれば誰でも校内を見学できる「学校へ行こうイヤー」を実施中。学校の歴史や記録を閲覧できるメモリアルルームも設置している。

そうした取り組みの集大成として位置づけられた打ち上げ花火。五十嵐徹校長は「子どもたちからも花火を楽しみにしている様子が伝わる」と大会の実現に期待を寄せる。

寄付や取り組みについての詳細は専用サイトのキャンプファイヤー、または「剣崎小クラファン」で検索。

杉野さん(左)と五十嵐校長

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