店員イチオシの「インドの謎スパイスを使った、口の中がヨダレでいっぱいになるポテト」を食べてみたら後悔した / カンバ通信:第391回
ジャンボ! ポテトにおいてケニアは宇宙。なぜならば、星の数ほどポテト屋さんがあるからだ。
今回ランチに行ってみたのは、サザンバイパス沿いにある「チップスポットカフェ(Chips pot Cafe)」。
チップスってのはポテトのこと。ほらね、やっぱり無限にポテト屋さんがあるんだよ。
【画像】奥のショーケースにある「SEASONED FRIES」がシーズニングフライドポテトだ!
スタッフは皆フレンドリーで、私を気持ちよく出迎えてくれた。
そして「ポテトひとつ」と注文すると、スタッフは気になることを教えてくれた。
なんでもこの店には2種類のポテトがあると。ひとつは普通のポテト。そしてもうひとつは「シーズニングフライドポテト」であると。
スタッフが言うには圧倒的にシーズニングフライドポテトがオススメで、「シーズニングフライドポテトを食べると、口の中がヨダレでいっぱいになるのさ」とまで言う。ジュルリ……。
いや、まてまて。ここで「じゃあそれで」とは言わないのがポテトジャーナリストの私。
そのシーズニングフライドポテトには何が入ってるのか? そこ重要。なので、取材がてら聞いてみると、スタッフはオーナーを呼んできた。
そしてやってきたオーナーはニヤリと笑い、「パナモ(Panamo)というインドのスパイスが入っているのさ……」と教えてくれた。
パナモがどんなスパイスなのかは私にはわからないので、日本のゴー(羽鳥)に詳細を調べてもらうとして……
※調べまくりましたが、結局わかりませんでした(羽鳥)
どうしてもパナモが気になった私は、シーズニングフライドポテトを注文。オーナーは「よし、それでは5分待ってくれ」と言う。
注文から5分かかるポテト。スパイスを振るだけではないのか? それともイチから揚げる……? はたまた…………
──とか考えていたら、本当に5分後にポテトが出てきた。
シーズニングフライドポテトは、普通のポテトと全然ちがう香りがした。なんか独特の匂いがする。なんと形容したら良いのかわからない香り。つまり初体験のニオイ。
そして見た目も、トマトが加えられているみたいに赤っぽかった。つまりパナモは赤いスパイス……?
ドキドキしながら、いざ実食!
すると……!!!
確かに口の中にヨダレが出てきた! なんだこれ! スタッフの言う通りではないか!
ただし!
舌や口の中や喉がものすごくヒリヒリしてきて、飲み込む時に大変だった。
ヨダレは出るけどヒリヒリする。そんなポテトが、インドのスパイス「パナモ」を使ったシーズニングフライドポテトであり、私は結局、ぜんぜん気に入らなかった。
支払いは120ケニアシリング(約139円)。普通のポテトを注文すればよかったと少し後悔したランチだった。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.