独身、接客業の《リアル家計診断》お給料が上がらない……。支出を減らせず将来が不安です【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【29歳 ひとり暮らし】
【リアル家計簿】29歳、ひとり暮らしの場合
家族構成
29歳、ひとり暮らし
【相談内容】貯蓄を増やしたいのですが、なかなか給料が上がりません。これ以上削れるところが見つからず、将来が不安です……。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
将来の不安を減らす!家計の最適化と資産形成のコツ
GOODポイント
家計が厳しいと感じながらも貯蓄ができているのは素晴らしいですね。
さらに、水道光熱費4,000円(平均約13,000円*)、食費30,000円(平均約42,000円*)と、支出も総務省の「家計調査」による平均額より抑えられており、家計管理がしっかりできています。
*……参考:総務省「家計調査 / 家計収支編 単身世帯」
気になる支出項目をチェック
現在は通信料が15,000円と高めですが、格安SIMを活用すれば大幅に削減できます。
格安SIMなら通話かけ放題・データ通信無制限プランのどちらを選んでも、3,000円ほどに抑えられます。
また、ひとり暮らしで保険料8,500円は負担が大きめ。
もし貯蓄性のある保険に入っているのであれば、手数料の低い掛け捨てのものに変更できないか検討してもよいでしょう。
浮いたお金をNISAで運用することで、資産形成につながります。
「収入の範囲内で生活する習慣」で不安を解消
将来の不安を減らすには、収入の範囲内で生活し、余剰資金を積み立てることが大切です。
通信費や保険を見直すだけで、毎月1万円以上の余裕が生まれる可能性があります。
すでに貯蓄に回せている25,000円に節約分を加え、毎月3万円を投資できれば、年利6%運用で65歳までに約4,575万円に成長する可能性も*。
無理に大きな金額を貯めなくても、コツコツ積み立てることで将来に備えられますよ。
*……金融庁「つみたてシミュレーター」を元に算出
まとめ
・水道光熱費や食費を抑え、しっかりと家計管理ができています。
・通信料と保険料は、工夫次第で減らすことができます。
・収入の範囲内で生活し、浮いたお金を投資にまわすことで将来の不安を減らしましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。