難民認定不服審査 9割が書類のみで不認定に
6月11日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、出入国在留管理庁(入管庁)が不認定とした難民申請者を再審査する「不服審査」に関する東京新聞の記事を取り上げた。
不服審査の対面審査の割合は2019年以降、1割前後に低迷し、9割近くの人が書類審査だけで不認定とされていることが同庁の資料で判明した。
また、難民申請に関しても申請中は送還されないというルールを悪用し何回も申請する乱用を防ぐ狙いで、今後は3回目以降の申請者は難民認定すべき相当の理由を示さなければ強制送還される可能性があるという。
フリーライターの武田砂鉄氏はこれに対し、「こうやって実際に施行されると不安に思う方々が居て。そういう方達が一つ一つのケースにおいて声をあげてメディアを動かし再度世論に喚起するということはなかなか難しいわけなので、法律が一度決まって実際に動いたとしても、こういった問題があるんだぞということを口にしていくということは非常に重要なんだと思いますね」と述べた。
〈出典〉
「会って説明したいのに…」9割が書類だけで不認定にされる難民認定の不服審査、専門家は警鐘を鳴らす 改正出入国管理法が施行 難民申請3回目以降 強制送還対象に