【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 平良海馬を先発ではなくリリーフとして復帰させる理由とは?
8月6日放送のライオンズナイターでは、京セラドーム大阪で行われたオリックス16回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。平良海馬をリリーフとして復帰させる理由を訊いた。
――平良海馬が3軍で1試合、2軍で4試合、いずれもリリーフ登板し計5試合で実戦復帰を果たしています。1軍昇格に向けてプラン通りに進んでいるのでしょうか?
渡辺「今後の試合はリリーフでやるというところで、ファームの方でも連投もしましたし、その後のリカバリーも大丈夫そうなので、近々1軍に上げると思います」
――先発ではなくリリーフとして復帰させる理由は?
渡辺「肘の故障ということで、シーズンも残り少ないので、先発として長いイニングで復帰するというのはなかなか厳しい。本人とも話をして、今年はこういう状況でなかなか長いイニングを投げづらいので、短いイニングでリリーフとして戻ろうかという話をしたら本人も納得してリリーフでいきますとなったので、うちとしては戦力的に平良が後ろに回ると相当な戦力になると思います」
――アンソニー・ガルシアは2カード6試合に指名打者で起用して6安打。シングルヒットを1本、ツーベースヒットを5本打ちました。この結果はいかがでしょうか?
渡辺「常に1軍の試合にアジャストしてくれている感じで、意外と選球眼もいいので、出塁率も高いです。今DHで使っていますが、外野守備もできるので、そこら辺はいろいろ臨機応変に考えていきたいと思います」
――育成の時より三振の割合が減っていますが、コンタクト率がアップしているということ?
渡辺「(ガルシアに限らず)野手全体のそういった数値がいろいろ出ているので、そういう(コンタクト率を上げる)意識付けはしています。アナリスト的にもO-Swing率とか、いろいろな数値も出てきているので、ボール球を振らないといった意識は徐々にうちの野手陣に浸透していて、交流戦ときに比べてその数値(コンタクト率)が上がってきた」
――山村崇嘉をプロ初の4番に据えてから、5カード15試合が経過しました。山村を4番打者に起用した理由はどこにありますか?
渡辺「そのときの状況だと思います。率はそんなに上がっていませんが、勝負強さというか、いいとこで結構打っているイメージがあると思います。いろいろな経験してみて、タイプ的には4番バッターというタイプではないのですが、今現在でうちの中でとなると山村があそこに当てはまるのかなという感じですね」
――本来は何番が一番いいと思われますか?
渡辺「そうですね……3番、5番あたりかな。そんな気がしますね」
――いずれにしてもクリーンナップは任せてみたい?
渡辺「入団したときからバッティングの技術とか、スキルはあるので、4番という大事なところを打たせていますけど、そういうところを打つ責任感といったものも今のうちに感じてほしいなと思います」
※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー