愛と勇気では救えなかった……焼きすぎミスで「元気減退アンパンマン」誕生
「アンパンマン!新しい……顔……よ?」
2歳の息子さんのためにアンパンマンのパンケーキを焼こうとした、Xユーザーの「たまーてむ」さん。しかし“あるある”なミスによって、真っ黒な元気減退アンパンマンが生まれてしまいました。
たまーてむさんがこのほどXに投稿したのは、見事に黒焦げになってしまったアンパンマンのパンケーキ。焦がしたと言うよりも黒色に塗ったと表現したほうがしっくりくるほど、綺麗なまっ黒焦げ状態です。
たまーてむさんによると、パンケーキは市販の粉を使い、絵の部分は絞り袋を使って自力で描いたものだそう。
てっきり公式の型を使ったものだと思っていたので、まさかの手作りパンマンと分かり、衝撃を受けました。色はさておき、アンパンマンだと分かるビジュアルはお見事としか言いようがありません。
こんな見事なパンケーキを作れる方がなぜ失敗を?気になったので詳しくうかがってみると、パンケーキを作ったことがある人なら1度は経験する、“あるある”なミスが原因でした。
「まずフライパンに絵を描いて強火で焼き、その上から丸くパンケーキの素をたらして弱火で焼く、という手順だったのですが、弱火にし忘れました……」(たまーてむさん)
パンケーキはサクッと作れそうな見た目をして、実は「弱火でじっくり」という地味にストレスのかかる工程があります。さらに作る前は濡れ布巾でフライパンの温度を冷まさないと焼きすぎてしまうなど、ただでさえ火力調整が面倒な食べ物です。
しかもたまーてむさんが今回挑戦したのは、焼き時間をずらして絵を描くという高度な「お絵かきパンケーキ」。通常よりもずっと手間がかかるため、火加減のミスもやむなしでしょう。
当時、焦げたニオイが部屋中に充満したことで「ヤバい!」と危険を察知したたまーてむさん。作る前に息子さんに「かわいいパンケーキ焼いてあげるね」と宣言していたそうで、パンケーキを裏返した瞬間は「けっこう本気で落ち込みました」と話しています。
しかし不幸中の幸いだったのは、息子さんに「アンパンマンのパンケーキを焼いてあげる」と伝えていなかったこと。
そのため息子さんは黒焦げパンマンを見ても、アンパンマンだとは認識できなかったようで「ポカーンとしていました」とたまーてむさん。「気付かなければトラウマになることもないでしょうし、逆に良かったです」と胸を撫で下ろしました。
黒焦げパンマンの後に顔なしの普通のパンケーキを焼いたところ、美味しそうに食べてくれたとのことです。
ちなみにこの“新しい顔”、たまーてむさんは勇気を出してひと口かじってみたそう。反対側は綺麗に焼けていたものの、表が表なだけに「苦すぎてとても食べられるものではなかったので、泣く泣くゴミ箱行きとなりました」と話しています。
愛と勇気だけではどうすることもできない事態も、世の中にはあるみたいです。
<記事化協力>
「たまーてむ 2y」さん(@tamatimlog_mata)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025050805.html