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渡辺えり、50年以上の演劇経験、20代の大竹まこととの思い出を語る

文化放送

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、5月29日の放送に俳優の渡辺えりが出演。演劇に携わって50年以上の渡辺が、思い出や、6月11日~22日まで下北沢のザ・スズナリで上演となる舞台『少女仮面』について語った。

渡辺えり「52年ぐらい演劇やっていますから。あっという間の70歳。でも(大竹さんは)大先輩です。若いときに演劇やって竹刀で叩かれているの見ていますから」

大竹まこと「そんなことありましたっけ?」

渡辺「空間演技ってあったでしょう? 去年亡くなったけど岡部耕大さんが、竹刀を持って演出するので有名だったんです。私、二十歳のころ、その方の演出助手をして、連れていってもらって。風間杜夫さんもそのあと出るんですけど、その前の作品、26歳ぐらいでゲストとして出ていらっしゃったでしょう?」

大竹「だいたい風間杜夫と同じぐらいでしたね」

渡辺「ガリガリにやせていて長髪で、すごくクールなイケメンで。そういう人がいるんだな、と思ったら岡部さんが『違うな!』と言って、床を竹刀でバーン、と。大竹さんの足元を叩いている姿を見ていますから。すごいな、男の人たちはこうして演出する、されるんだ、と思って。そういう状況で皆、言い訳もせず『はい、はい』となっている稽古場を二十歳で見て。怖くて『こういう世界は勘弁してほしいな』と思ったんですよ」

はるな愛「すごい思い出!」

大竹「岡部耕大に怒られる、怒鳴られるんだけど、カラッとしているんだね。残さないんだ」

渡辺「その場で終わるんですね」

大竹「次の日に会ったって忘れさせている、というか。気にならないんだよ。ねちねち演出する人、いるでしょう? いつまでもいつまでも……」

渡辺「私もそう言われないように気をつけよう。50年間、演出していますからね。で、今回『少女仮面』という、唐十郎さんが20代のころ(1969年)に書いた作品を上演します」

大竹「あのころに大ヒットした」

はるな「ポスターがすっごくキレイです」

大竹「これ誰?」

渡辺「私ですよ! 加工なしですから。あまりにキレイに撮れすぎたから、みっともないほうを選んだんです。下北沢の(ザ・)スズナリという小劇場で行うんです。そこで上演するのが私たちの時代は夢で。唐さんの『ふたりの女』、石橋蓮司さんや緑魔子さんが出て。そのころ若者で、いつかこの劇場で、と憧れていたスズナリなわけです」

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