六角橋中 認知症への理解深める サポーター養成講座
六角橋中学校3年生を対象にした「認知症サポーター養成講座」が2月25日に開催された。
講師を務めたのは、片倉・神大寺・三枚地区で認知症サポーター養成講座を開催している「キャラバン・メイト」からなる団体「おれんじろば」のメンバー。同団体が毎年開催している認知症啓発イベントに同中福祉委員会の生徒が参加したことなどをきっかけに、「地域に認知症の可能性がある人を見かけた際に自分たちができることを考える契機に」との思いで、昨年に続いて講座が開催された。
講座の前半では、認知症の症状の説明や周囲の人々にできることなどをクイズなどを交えて学習。後半は話を聞いて感じたことや認知症への認識の変化、自分たちが今から取り組めることなどについてグループワークで意見を出し合った。
生徒たちからは「物忘れと認知症は違うことが分かった」「優しい気持ちで怒らずに接するようにしたい」などの声が上がった。同団体の東田樹治代表は「生徒には認知症は遠い存在かもしれないが、身近な地域にいるということを実感してもらいたい。自分事としてとらえることで、地域に見守りの輪を担っていってほしい」と話した。