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静岡県高校総体サッカー準々決勝4試合見どころ 連覇を狙う静岡学園がいよいよ登場  

アットエス

静岡県高校総体のサッカー男子は5月25日、愛鷹広域公園で準々決勝4試合を行う。プレミアリーグに参戦している静岡学園も登場し、大会はいよいよ佳境を迎える。4試合それぞれのポイントを探った。

※準決勝2試合は26日、藤枝総合運動公園サッカー場で行われる。当日は周辺の駐車場が混雑することが予想され、静岡県サッカー協会は公共交通機関での来場を呼びかけている。

<静岡学園ー常葉大橘>

連覇を狙う静岡学園はどこまでチームの完成度が高まっているか


新人戦覇者で優勝候補筆頭の静岡学園はどこまでチームの完成度が高まっているか。プレミアリーグでは開幕5連敗を喫したが、その後は米子北に2−1、サガン鳥栖ユースに1−1と調子を上げてきた。U-16日本代表の山縣優翔らタレントは豊富。連覇に向けて弾みをつけられるか。

常葉大橘も2年生ながら10番を託された長橋聖悟ら技術の高い選手を中盤に配置する。静岡学園を相手にどこまでボールを握ることができるか。守備陣が慌てずに耐えれば好機は訪れそうだ。

<浜松開誠館ー富士市立>

準々決勝4試合で唯一、プリンスリーグ東海に参戦するチーム同士の対戦となった。県東部と県西部の雄による、がっぷり四つの戦いが期待できる。

県総体初優勝を狙う浜松開誠館はプリンスリーグを含めて公式戦5連勝中。今大会は焼津中央戦、静清戦ともに1−0と無失点で勝ち上がってきた。接戦での勝負強さは健在だ。

初の県タイトル獲得を目指す富士市立は今大会、榛原に7−1、日大三島に2−0と危なげない戦いぶり。エース山﨑絢心と、途中出場で切り札役の遠藤壮大がともに2戦連発3得点と好調だ。

<富士東ー聖隷クリストファー>

地力で勝る聖隷クリストファーが優位か。練習試合では聖隷が5−1で勝利。ただ、藤枝明誠や袋井を撃破してきた富士東(東部地区7位)は上昇気流に乗っている。

聖隷は伝統のハードワークと速攻で相手を圧倒したいだろう。富士東は自陣にブロックをつくり、ワンチャンスにかける狙いだ。

聖隷はどれだけ早く先制点を奪えるか、富士東はどれだけ我慢ができるかが焦点。終盤までもつれる展開になれば、何が起きてもおかしくない。

<藤枝東ー磐田東>

下馬評ではプリンスリーグ首位を走る藤枝東が有利だが、磐田東には清水桜が丘、東海大翔洋の伝統校を連破して得た勢いがある。

藤枝東はエース湯山大輔が3回戦の加藤学園戦でハットトリック。得点ランクトップを走るプリンスリーグから好調を維持している。学校創立100周年の節目を迎え、藤枝東は何としても全国切符を手に入れたいところ。

磐田東も攻撃陣が好調だ。森高栄太と宇都宮海斗の2トップが要所でゴールを決め、チームに活気をもたらしている。山田監督は真っ向勝負を宣言。藤枝東が得意にするサイドの攻防でどこまで対抗できるか。

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