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成島和紙ランプシェードと観光列車「ひなび」の旅

まきまき花巻

成島和紙ランプシェードと観光列車「ひなび」の旅

成島和紙

東和町成島地区は350年以上の歴史がある手漉き和紙産地です。花巻市指定無形文化財であり、現在は職人の青木一則氏おひとりで、その技法と伝統を受け継ぎ守っています。

そんな成島和紙の魅力を、もっともっと多くの方々に知っていただきたい!と、花巻市地域おこし協力隊の赤津有美隊員は和紙漉きの勉強をする傍ら、原材料を継続的に確保できる持続可能な成島和紙づくりの環境整備や新たな商品開発をしています。

↓成島和紙の詳しい歴史や生産工程についてはこちらをご参照ください。

成島と和紙と生活と、 | まきまき花巻 (makimaki-hanamaki.com)

夢灯り展

新たな商品開発のひとつとして、赤津隊員は、捨ててしまう楮(コウゾ)の芯に注目しました。和紙の原材料として使われる楮はその皮だけを利用するため、皮を剥いだあとの芯は、今まで薪にして燃やしていたのだそうです。皮を剥いだ楮の芯は、白くて、すべすべしています。そんなきれいな芯で枠をつくり、そこに成島和紙を貼ったランプシェードを制作しました。

昨年夏ごろから、この成島和紙ランプシェードを市民講座等で市民の方々と作りつづけ、なんと最終的に出来上がったのはおよそ420基!

成島和紙のやさしい灯りで、東和町じゅうを照らしたいな......そんな赤津隊員の発案に、東和総合支所地域振興課産業係や他の地域おこし協力隊が賛同し、そして土沢商店街や東和町内の団体なども協力してくださり、「成島和紙夢灯り展2023 in東和」が開催されました。

↓「成島和紙夢灯り展」の様子はこちらもご覧ください。

東和のまちを優しく照らす「成島和紙夢灯り展」 | まきまき花巻 (makimaki-hanamaki.com)

観光列車「ひなび」への採用

さて、「成島和紙夢灯り展」では東和町の様々なところを成島和紙ランプシェードで飾ったのですが、その会場の一つにJR釜石線の土沢駅もありました。支所を通してJR東日本盛岡支社に展示の許可を得たのですが、偶然にも、夢灯り展の会期最後の2日間に、観光列車「ひなび」のお披露目運行がありました。その時に「土沢駅のホームに成島和紙ランプシェードを飾り、ひなびのお見送りをしてほしい。そして新花巻駅のJR釜石線への通路にも飾り付けをしてお客様を歓迎したい」とのご要望がありました。

新花巻駅での展示の様子

こういった経緯で、ひなび成島和紙ランプシェードにご縁ができたのですが、後日、もっと嬉しいお知らせが!!!

なんと、「ひなびの車内を成島和紙ランプシェードで装飾したい」とのご依頼があったのです。

JR東日本盛岡支社は、釜石線沿線である東和町とコラボレーションして、地元に受け継がれている伝統工芸で車内を飾ることにより、お客様に地域の魅力を感じていただきたい想いがあったのだそう。ひなびのデザイナーさんも「成島和紙ランプシェードならイメージにピッタリ」と言ってくださったそうです。

JR東日本盛岡支社の皆さんとの協議の末、ひなびへの装飾に向けて、「三角錐型」、「球体型」、「四角柱型」、3種類のランプシェードを作成することになりました。

それぞれに、どのようなデザインにしたら成島和紙の魅力がより伝わるか、どのようにして商品としてのクオリティをあげるかなど、協力隊でアイディアを出し合い、納品に向け進めていきました。

アイディア出し

赤津隊員がだんだんとイメージを形にしていきます

成島和紙の様々な色合いが楽しめる手乗りサイズのランプシェード

完成した3種類のランプシェードに灯りを入れたところ

成島和紙ランプシェードを搭載したひなびの運行をギリギリに控えた2月13日。

東和総合支所にて、JR東日本さんへのお引き渡しを無事に終えました。

あいにく赤津隊員は県外の研修に出掛けてしまったため、東和総合支所長と共に、夢灯り展から成島和紙ランプシェードに携わってきた柏谷恵隊員がお渡しさせていただきました。

柏谷隊員は、「なんだか子どもが巣立っていく感じ......」と少し寂しさもにじませながら、澄んだ青空のもと、成島和紙ランプシェードが運ばれていくのを清々しく見送りました。

さて、私たちの手から離れた成島和紙ランプシェードたちは、下記の日程で観光列車「ひなび」を灯します。

≪展示スケジュール≫

2月17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)

3月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、30日(土)、31日(日)

東北本線盛岡駅~花巻駅間、釜石線花巻駅~釜石駅間 往復。

※詳細についてはJR東日本盛岡支社のHPをご確認ください。

特に、釜石駅から盛岡駅に向かう便の時間帯は、辺りも暗くなり、ランプシェードの灯りも映えるのでは?と期待しています。

もしかしたらひなびの窓越しに、ふんわりと成島和紙ランプシェードの灯りが見えるかも!?

観光列車「ひなび」を見かけたら、ぜひお見送りしてみてくださいね!

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