「キッチン泡ハイター」の意外と失敗しがちな“3つの注意点”「やってしまった…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。頑固な汚れをすっきり落とし、除菌・漂白までしてくれる「キッチン泡ハイター」。しかし、その便利さゆえに気を付けるべき点もあります。ここでは、“失敗”しかねない「キッチン泡ハイターの注意点」をご紹介します。
注意点その1.洋服の色落ち
キッチン泡ハイターは塩素系の漂白剤です。そのため、汚れはもちろん衣類に付着すると色落ちします。
ハイターには液体タイプもありますが、特にスプレータイプは注意が必要。泡タイプで使いやすい反面、飛散しやすいため、服に付着して色が抜ける恐れがあるんです。
わたしも実際に、新品のスカートをはいて掃除をしていたら、キッチン泡ハイターが飛んで色落ちしたことがありました。気を付けていても、噴射した薬液が飛んでしまった経験から、今はエプロンを着用しています。
注意点その2.お湯で洗い流す
気温が下がるこれからの時期、水を扱う掃除が辛くなります。キッチン泡ハイターでお手入れした後はお湯で流したくなりますが、これはNGです。
キッチン泡ハイターの成分は、強力な塩素を含みます。お湯で流すと、塩素を含んだ湯気が発生して吸い込むリスクがあるんです。
基本的に、キッチン泡ハイターは熱湯を使えません。つけ置きはもってのほかですが、流すときもお湯の使用は避けましょう。
注意点その3.換気しない
キッチン泡ハイターでお手入れするとき、換気は絶対です。冬場は寒さから窓をあけたり、換気扇をまわしたりするのが億劫になりますが、安全のために必ず換気を行いましょう。
2か所以上で空気を入れ換えると効率的です。お風呂場に窓がない場合でも、脱衣所などお風呂場に通じる場所を換気して、空気の通りをよくしましょう。
キッチン泡ハイターは注意事項を守って
キッチン泡ハイターは手軽に使える洗剤ですが、強力な塩素系漂白剤であることを忘れてはいけません。
便利だからこそリスクが高まる部分もありますので、注意事項を守って適切に使いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア