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2025年度予算案、別枠予備費は5年ぶりゼロ 藤井氏「これはもう緊縮の表れのようにも見えますよね」

文化放送

12月19日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、2025年度の予算案に関するニュースについて意見を交わした。

藤井氏「一定の評価があるんだったら続けても全然いいはず」

政府は2025年度予算案で、物価高対応や賃上げ促進などを目的とする予備費を計上しない方針を示している。当初予算案で計上しないのは5年ぶり。新型コロナウイルスへの対応を機に数兆円規模に膨らんで批判されていた。

予備費はもともと大規模災害などの緊急時に備えて計上する。不測の事態に対応するため、具体的な使い道は示さないで予算案に盛り込む。国会の審議を経ずに閣議決定で支出できるため迅速に対応できる。

災害や国家行事などに備える一般的な予備費のほかに、2020年度の補正予算で初めてコロナ対応に特化した「コロナ予備費」という枠組みを作った。その後は原油高や物価高騰対策、賃上げ促進、ウクライナ情勢対応などと名称や使い道を変更しながら積み続けた。

寺島アナ「予備費が無くなるのではなくて、別枠の予備費を計上しないということのようなのですが、藤井さん、これはどうご覧になりますか?」

藤井氏「その前までずっと予備費無く対応していたので、僕はそれほど違和感を感じはしないんですが。ただ、この予備費を使うことで柔軟性のある対応ができていましたね、という経験を5年間やってきて、それに対して一定の評価があるんだったら続けても全然いいはずなんですけど続けてないっていうのは、これはもう緊縮の表れのようにも見えますよね」

寺島アナ「そうですね。数兆円規模に膨らんで批判されていたなんていう文言を見ると、それを気にして無くすっていうことですね」

藤井氏「まぁ、そういうことですね。もともと予備費なので予算がしっかり査定されているんだったら無くてもいいわけですけれど、予備費を積んでおくと国会審議を経ずに閣議決定だけで迅速に対応できるので、あってもいい制度だとは思いますけどね。無くす必要もないはずなんですけど」

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