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アサド政権が崩壊した理由とは?

文化放送

2024年12月に長年独裁体制を続けてきたシリアのアサド政権が崩壊した。2月25日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、シリアを取材してきたジャーナリストの村山祐介に崩壊の理由を聞いた。

大竹「アサド政権はどうして突然崩壊したんですか?」

村山「内戦が14年近く続いていて、ここ数年は反体制派が北西部のイドリブに押し込められた形でアサド政権がずっと優位に保つ状態が続いていました。ところが去年11月27日、北西部イドリブから反体制派が反抗攻撃を電撃的に始めて、あれよあれよという形で主要都市を次々と陥落させて、僅か12日間で首都ダマスカスを掌握してアサド氏は亡命してしまいました。この11月27日というのはアサド政権を支援してきた隣国レバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの停戦が発効した日なんですね。その前にヒズボラがイスラエルから激しい攻撃を受けて大きなダメージを受けていて、さらにアサド政権の後ろ盾となっているイランもイスラエルとの間で緊張状態が続いていた。アサド政権を支援する後ろ盾となっていたところが大きな動きが取りづらい状況の中、一気にアサド政権を倒す攻撃が始まったというような状況でした」

大竹「イランは今でもイスラエルとやり合っている状態ですよね?」

村山「イランにとってシリアのアサド政権は非常に重要な存在ではあったんですけれども、すぐに軍事的な行動をするだけの余力がなかったということだと思います。ヒズボラが大打撃を受けている。アサド政権が劣勢に立った時、もう1つ後ろ盾になっているロシアもウクライナとの戦争で疲弊している。アサド政権が揺らぎ始めた時、アサド政権の軍に招聘されている人たちというのが強制的に招聘されている人たちがかなり多くて、劣勢に立った時に武器を置いて撤退してしまうという動きが各地であって内部から崩れていった部分もあると思います」

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