Yahoo! JAPAN

中山小5年生100人 地域の協力で餅つき体験 自ら収穫した米 味わう

タウンニュース

餅つきを体験する児童

中山小学校5年生約100人は2月5日、授業の一環として中山自治会館を訪れ、餅つきを体験した。

稲作について理解を深めるため、県立四季の森公園内の田んぼで昨年5月に田植え、10月に稲刈りを体験していた子どもたち。今回は、中山自治会のメンバーや民生委員らの協力で、収穫した餅米をつく体験を行った。

一人ずつ餅をつく中、同自治会のメンバーに「杵の重さは何グラム?」と質問したり、懸命に杵を振り下ろす友人に「頑張れ、頑張れ」と声援を送る子どもの姿も見られた。「杵は後ろを持ったら重かったけれど、前の方を持ったら軽かった」と、体験を通じて新たな気付きを得た子どももいた。

つき上がった餅はきな粉、あんこ、しょうゆの3種類に味付けされ、子どもたちが「パクッ」。児童の一人は「どれも美味しかった。自分で収穫した米を杵でつくのが楽しかった」と笑顔で話していた。

同自治会の齋藤宏和会長は「米が餅になる瞬間を見るのは良い学びになる。中山小の子どもは探究心が旺盛ですね。手伝ってあげたいという気持ちが湧いてきます」と語った。同校の高橋亨校長は「地域の協力で餅つきができること自体有難い。子どもたちは『大きな宝物』をもらっている感じがする」と話した。

【関連記事】

おすすめの記事