【呪術廻戦】内通者はいったい誰なのか?内通者の2人目や正体について【ネタバレ注意】
この記事では、呪術廻戦の内通者についてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線やキャラクターのモチーフや含まれているとされる要素などについてまとめています。
この記事は単行本最終巻と、特に第261話のネタバレを含みますのでご注意ください。
内通者
内通者とは、呪詛師あるいは呪霊と通じている者です。内通者について詳しく解説します。
内通者がいる疑い
虎杖らが特級任務にあたったり、五条悟が呪霊に襲撃されたり、不可解な出来事が続いたため、呪霊側に情報が漏れている疑いが深まってきました。
はじめは、宿儺の器となった虎杖を始末するための上層部の陰謀に過ぎないと考えていましたが、呪霊との連携が明らかになるにつれて、内通者がいると考えられるようになりました。
京都校の調査
五条悟は高専内部に内通者がいると考えており、内通者の調査に乗り出しました。五条悟は京都校側の調査について、高専時代の先輩である歌姫は内通者でないと判断し、歌姫に調査を依頼します。
歌姫が内通者でない理由を
弱いし、そんな度胸がない。
出典: www.amazon.co.jp
と五条悟は言っていますが、歌姫を信頼していることが前提にあります。さらに歌姫は生徒からも好かれている生徒思いの教師であり、周囲からの信頼の厚さから調査に適任だと考えられたからでしょう。
内通者の正体
調査で内通者は2人以上である可能性が高いと推測されます。1人は学長以上の上層部であり、もう1人は上層部に情報を流している者です。作中では、学長以上の上層部の内通者は断定されていませんが、羂索に傀儡化された加茂家の人間である可能性が高いです。
もう1人の上層部に情報を流している者は、京都校の生徒であるメカ丸です。
内通者だとわかるきっかけ
内通者だとわかった出来事について解説します。
メカ丸
はじめ、京都校の生徒の中に内通者がいると疑われてており、特定の人物を指し示す証拠はありませんでした。京都校の生徒は誰も怪しくない中、消去法でメカ丸が内通者の容疑者としました。
歌姫は虎杖らとともにメカ丸の本体がいるとされる場所に向かいますが、向かった場所にはメカ丸の姿はなく、もぬけの殻でした。メカ丸がいなかったことで、メカ丸が内通者だと確信しました。
加茂家の人間
加茂憲紀は渋谷事変後、楽巌寺学長や五条家、禪院家と連絡を取るために加茂家に戻りました。しかし、加茂家にいたのは150年前を彷徨っている四乃と羂索でした。
加茂憲紀は、渋谷事変と五条悟封印、死滅回遊の主犯が故人とはいえ加茂家の人間であるため、総監部の中核となる保守派が既に傀儡と化していると予想しました。加茂憲紀の予想は当たっており、羂索は総監部を手中に収めていました。このことから、羂索は加茂憲紀であったとき頃からの現代にかけて加茂家の人間を傀儡と化していた可能性があります。
メカ丸の術式と内通者になった動機
呪術高専京都校の2年生であり、準1級術師のメカ丸が、実は内通者の1人であったことが判明しました。メカ丸の術式と内通者になった動機について解説します。
術式
メカ丸は、傀儡操術(かいらいそうじゅつ)という術式を用いて、遠隔操作で傀儡を操作する術師です。
メカ丸は天与呪縛(自らが自らに科す通常の縛りとは違い、生まれながら肉体に強制された縛り)によって、右腕と膝から下の肉体がなく、腰から下の感覚がありません。さらに肌は月明かりにも焼かれるほど脆く、常に全身の毛穴から針を刺されたように痛みます。肉体の代償として広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を与えられます。メカ丸を縛っていた年月から、傀儡操術の能力を飛躍的に向上させます。
メカ丸の傀儡
メカ丸が操る傀儡は、歌姫の発言から高専の登録が必要であることが示唆されています。しかし、学長以上の上層部に内通者がいるため、傀儡の登録を回避することができた可能性があります。
メカ丸はどんな傀儡でも操作できるため、蝿や蚊くらいのサイズであった場合、誰にも気づかれず情報収集や連絡を行うことが可能です。現に、渋谷事変では、手のひらサイズの傀儡を用いて潜伏し、五条悟の封印に関する情報を虎杖らに通達ました。
内通者としての活動
真人との交戦時、メカ丸は全て視てきたという背景にはメカ丸がいないはずのシーンが含まれていました。背景のシーンはメカ丸が傀儡を通して視た情報です。
さらに渋谷事変の際、京都校の生徒を京都以南の任務に就くように細工していました。この事実は、メカ丸が内通者として、情報収取と任務に関する情報を操作していたことを裏付ける有力な情報です。
内通者になった動機
メカ丸は自身の肉体を治療と仲間を守るために真人との取引に応じました。
メカ丸は東京校と京都校との姉妹校交流会でパンダとの交戦中の
望んで手に入れた力じゃない呪術を差し出し、肉体が戻るのであるならば、喜んでそうするさ。呪骸であるオマエがのうのうと日の下を歩いているのがどうしようもなく我慢ならんのだ。
出典: 呪術廻戦5巻第38話
この言葉から、メカ丸は自身の肉体を治して普通の生活をしたいという強い気持ちが伝わります。
京都校の仲間に危害が及ばないことを縛りとしていたことから、仲間を守るために協力していたと考えられます。
メカ丸の最後と真意
メカ丸の最後と真意について解説します。
メカ丸と真人の交戦
姉妹交流会の際、呪霊である花御(はなみ)が京都校の生徒に危害を加えたことで両者の関係は決裂します。真人とメカ丸の間では縛りがあ
るため、真人はメカ丸を無為転変で治療しました。治療後、メカ丸と真人の戦闘へ突入します。
メカ丸は17年もの間ため込んだ特級にも並ぶ呪力と絶対形態・装甲傀儡究極メカ丸試作0号を駆使し戦いを挑みました。真人を倒す対策として、簡易領域を筒状の物に封じ込めるという巧妙な戦術も用います。攻撃は見事に当たり、真人を追い込みメカ丸も勝利を確信します。しかし、真人は術が発動するタイミングに合わせて自ら弾けたことで攻撃を回避し、メカ丸は敗北しました。
メカ丸の真意
メカ丸は、羂索の計画に協力関係ではありましたが、内心は裏切ると決めていた可能性が高いです。裏切ろうと決めていた根拠として、以下の3点が挙げられます。
肉体治療後の五条悟への情報提供の意思
ミニメカ丸の発動準備
京都校の生徒の任務に細工
肉体治療後の計画や自分が死んだときの対策などを羂索の計画を阻止しようと綿密に立てています。メカ丸の行動は、生き残ることだけでなく、呪術界の未来のために戦いたいという強い意志を示しています。
メカ丸と三輪
メカ丸は三輪に対して、友情を超えた深い愛情を抱いていたことが作中を通じて伝わってきます。
三輪は、周囲の人々に対して優しく素直な性格で、呪術師でありながらどこか人間らしい一面を見せていました。そんな三輪はメカ丸の心の支えにしていたのではないでしょうか。
三輪、幸せになってくれ。どんな形であれオマエが幸せなら俺の願いは叶ったも同然だ。
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メカ丸が最期に三輪へ告げたこの言葉からは、三輪の幸せを心から願っていたことが伝わってきます。メカ丸は死後、大好きな三輪にミニメカ丸として会いに行ったことから、三輪を守り、普通の生活を共に過ごしたかったことがわかります。メカ丸の三輪に対する想いも健康的な肉体を手に入れたいという気持ちを強くしていたと考えられます。
学長以上の上層部の内通者
呪術高専内に内通者が存在していたことが明らかになりました。羂索に傀儡化された加茂家の人間が学長以上の上層部の内通者である疑いがあります。学長以上の上層部の内通者について解説します。
加茂家
加茂家は、御三家の1つで古くから続く名門呪術師の家系です。
明治時代には加茂憲倫は、呪術的な知的好奇心を満たすために、数々の悪行を犯し、呪術界最悪の術師の一人として名を残した者も出ました。
しかし、加茂家は御三家としての地位を揺るがすことなく、現代においてもその影響力を維持しています。加茂家が長い歴史の中で培ってきた権威と、代々受け継がれてきた呪力によるものと言えるでしょう。
羂索の加茂家の乗っ取り
明治時代、羂索は加茂憲倫の肉体を乗っ取って活動していました。そのころから加茂家には内通者として、傀儡された人間がいた可能性があります。傀儡された人間は加茂宗家にいた四乃のように洗脳されている可能性があり、加茂宗家に人の気配がしなかったことから、羂索に反抗する者は殺害されている可能性があります。
内通者の人数も不明ですが、羂索が加茂家を徐々に傀儡あるいは殺害し、最終的に加茂家の25代目当主の座を奪い、加茂家の乗っ取りに成功しました。
羂索の総監部の乗っ取り
羂索に傀儡化された加茂家の内通者は、虎杖の処遇の決定などをメカ丸が干渉できないような案件を操作していたと考えられます。
渋谷事変後、羂索は内通者を通じて、総監部から通達を出します。通達の内容は、
夏油傑の死刑執行命令
五条悟の永久追放かつ封印を解く行為も罪とする
です。
この2つの通達は、羂索の考えに背くものをあぶり出す羂索の罠でした。夏油傑の死刑を推した者と虎杖の処刑に乙骨を挙げた者は羂索によって、始末されました。結果、総監部は羂索の意向に従う者のみが残り、羂索は事実上、総監部を掌握したと言えるでしょう。
五条悟による総監部壊滅
羂索の手中に収まった総監部は、五条悟によって始末されました。五条悟が楽巌寺に総監部は完全自立型呪骸の作り方を知らなかったこと話した際、背景に総監部が死亡しているシーンがあったことから、五条悟が総監部を全員殺害したことを裏付けられます。
また、五条悟が総監部に向かう際の京都校の2年生の乙骨らとの会話からも五条悟が総監部を始末しようといていることがわかります。
楽巌寺学長の新たな役割
総監部が壊滅したことで楽巌寺が実質総監部のトップに立つことになります。楽巌寺は、保守派で潔癖マニュアル人間といわれています。
内通者として行動していたわけではなく、総監部の命令は絶対であると考えて行動していたと可能性が高いです。
五条悟は楽巌寺が総監部のトップになることを望んでいることから、楽巌寺は内通者ではなく、信頼できる人物であることがわかります。
まとめ
以上、呪霊および呪詛師と通じている内通者に関する考察・情報をまとめました。
結論として、この記事における内通者の最有力候補は学長以上の上層部に情報を流している内通者はメカ丸であり、学長以上の上層部にいる内通者は羂索に傀儡化された加茂家の人間であるとします。
メカ丸は真人の交戦で死亡が確認されており、羂索に傀儡された加茂家の人間も五条悟によって全滅したと考えられています。
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