Yahoo! JAPAN

イモト「シライシさんはこだわりが強い!」

TBSラジオ

イモトが、鳥取の幼馴染“シライシさん”と東京で再会したことを報告。今年の春、20年ぶりに再会を果たした二人が、今度は東京で一緒に舞台を観に行くことに。そこでイモトが目の当たりにした“シライシさんのこだわりの強さ”の数々。「ルート検索を一切しない」「イモトが淹れるお茶を拒絶」「ラーメンフェスタのために来年も鳥取から上京したい」などなど。

イモト「シライシさんはこだわりが強い!」

イモト、親子で一緒に観劇できる舞台へ

イモト:10月の後半のことなんですけど、私の親友で、ママ友の中村涼子が出演していた舞台がありまして。演劇チーム「ハロー!Rolling1133」という、涼子を含め計6名のキャストで立ち上げて。その旗揚げ公演が下北沢であったんで、観に行ってきたんですよ。脚本もお芝居も皆さん、素晴らしくて。メンバーは、6人中、5人が現役のママさんで。中には、生後2、3ヶ月の赤ちゃんを持つママもいて。で、ママだけど時間を作って稽古をしたり、自分たちで衣装や稽古場や劇場を用意したりして、劇団として立ち上げたんですよね。

イモト:その舞台は全部で5公演あったんですけど、1日だけ“親子観劇DAY”があって。ママさんの演劇チームならではなのかな。普通の舞台だと、まあ小さい子供とは行きづらい場所じゃないですか。未就学児に関しては舞台の内容によってはダメなこともあるし。しかも下北沢の演劇なんて、そんな感じじゃない!?そこに親子で舞台を観られる日を1日だけ作って。劇場には生後数ヶ月の子供から5、6歳の子供まで20人くらいいて。出入りしやすいようにイスの間隔も広くなっていて。会場の後ろには飽きちゃった子供が遊べるようなスペースを作ってあって、おもちゃが置いてあって、ベビーシッター2人が待機していて。子供が泣いたら預かってもらうこともできて。あと、オムツ台もあったり。普通の演劇の会場ではありえない上京だったんですよ。

イモト:涼子たちはそういうのをやってみたかったみたいで。子供向けのミュージカルなどはあるけど、それではなくて、大人が楽しめる舞台を子連れで見に行くという、まあハードルが高い。基本的には誰かに子供を預けていくか、行くのを諦めるかとなっているのを、両方とも叶えようという試みで。その“親子観劇DAY”に、私も息子のQ太郎を連れて行ってきましたよ。

イモト小中時代の鳥取の友人「シライシさん」

イモト:で、その中村涼子と、なんと、私の小学校・中学校時代の友人シライシさんが、涼子の「数秘」で繋がって。その「数秘」の中村涼子がやる舞台ということで、シライシさんがわざわざ鳥取から下北沢に舞台を観にきたんですよ。一緒に隣で見ることができたんです。

イモト:シライシさん、今回も凄かったですよ。今年の春に、20年ぶりに小学校の友人のシライシさんにあった話をラジオでもして号泣したんだけど(笑)。動物や子供が大好きで、小さい頃からずっと変わらない優しいシライシさん。私が中学生の頃に「鳥取県西部地震」というのがあって、死者は出なかったんだけど、家が半壊するような大きな地震がって。実は、その地震でうちで飼っていたケンタという犬が死んだんですよ。私ですら忘れていたのに、シライシさんはそのことをずっと覚えてくれていて。今年、20年ぶりに会った時にシライシさんが<日本で大きな地震があるたびに、死者数などが報道されるけど、鳥取の地震では死者は出なかったけど、ケンタは死んだんだよね>って、シライシさんは言ってくれたのよ!そういう感覚の優しいシライシさんなんですよ。

行動はすべて「勘で」シライシさん

イモト:そんなシライシさんが、涼子の舞台を観に、鳥取から飛行機に乗ってわざわざ来てくれたのよ!舞台の開演は午後2時からだったので、30分前に会場で待ち合わせしようとシライシさんに連絡したの。そしたら

シライシさん:羽田から下北沢まで乗り換えとか全然わからないけど、とりあえず勘で行ってみるわ~。

イモト:ええ!?と思って。乗り換えが多いし、羽田から下北沢は勘ではムリよ!私でもむずい!と伝えたんだけど、

シライシさん:いもっさん!私がナビとか地図とかアプリが使えないの、知ってるでしょ。

イモト:知ってるけど!さすがに使ってよ!と思って。シライシさんって本当にそういうのを見ないんですよ。慣れた鳥取はそれでいいけど、さすがに東京の電車の乗り換えはネットなのでカンタンに調べられるから思ったけど、シライシさんは勘で行くという(笑)。でも、取り替え回数の少ないルートをシライシさんに送ったのよ。でも、シライシさん、送られた瞬間に文字と数字で自分の行動が規制されるのがイヤみたいで(笑)。

イモト:私は心配でしょうがなかったけど(笑)。まあでも、羽田空港に午前10時半くらいに着いて、舞台は午後2時半からだから、まあ乗り換えを間違えたとしても、なんとか着くかもなと思って。私は1時間前に着いて、息子とランチしながらシライシさんを待ってたら連絡が来て。

シライシさん:1時間前には下北沢に着いたけど、お腹が空いたのと、東京の人の香水のキツ過ぎて気持ち悪くなっているから、すぐカツ丼を食べに行ってくる!

イモト:カツ丼!?気持ちが悪いのに!?とは思ったけど(笑)。しかもシライシさん、カツ丼屋さんも勘で探す、と。どう考えても「下北沢カツ丼」で検索すれば、すぐお店の情報が出てくるじゃない!?私だったら絶対にそうして頼っちゃうけど、シライシさんはそういうものに頼らないの。リアル孤独のグルメをしているというか。結局、駅から近いカツ丼屋さんは見つからなかったみたいなんですよ。で、シライシさんは「餃子の王将」に入ったみたいで。

シライシさん:じゃあ、もう劇場まで勘で行くよ。

イモト:また勘で(笑)。

「数秘」仲間に道で声かけるシライシさん

イモト:その時、目の前に涼子の「数秘」の仲間の方が目に付いたみたいで、(あの人だ!)と思って

シライシさん:数秘のシライシです。◯◯さんですよね?

イモト:その方に声をかけたみたいで(笑)。で、一緒に劇場まで行ったんですって!すごいよね!そういうコミュ力は凄い。本人は人とお喋りするのが苦手というけど、全然そんなことないと思う!

イモト:そんなシライシさん、“旅の極意”というものがあって。目的を1つしか作らないんですって!それは凄いなと思って。シライシさん、一人で東京に来るのは10年ぶりだったんですって。で、目的は「涼子の舞台のみ!」。凄いよね、1つだけ!シライシさん、相撲が好きで10年前は両国に相撲を見るという目的1つだけだったみたいで(笑)。だから、今回、涼子の舞台が終わったら何も予定を決めてないというから、一緒にごはんしようという話になって。

イモトの出すお茶を拒絶するシライシさん

イモト:1回、うちの家に来てお茶でも、と思ったんですけど、シライシさん、お茶を飲んでくれないのよ(笑)。普通ね、自分の家にお友達が来たら、お茶を出すという常識的なことをするわけじゃない!?どんなに親しくてもお茶は出すんだよというのを親から教わっているわけよ。それをしようとしたの。コーヒーにする?冷たいのもあるよ?って。そしたら、

シライシさん:本当にお茶とか一切出さないで!飲まなきゃいけないというプレッシャーに駆られて、しんどくなる!ペットボトルを持ってる!これを飲む!

イモト:そんなことを言われて(笑)。ええ!?別に残してもいいのにと思ったけど。おもしれえのよ、シライシさん(笑)。うちに来てお茶も飲んでくれないのよ。だから私、何もあげてないよ。

ラーメンはこだわりの「牛骨」シライシさん

イモト:で、夜ごはんどうしようかという話になって。私は、オススメのお蕎麦がメインの和食屋さんがあってお店の雰囲気も素敵だからどうかなと思っていたんですね。まだ私が何も言ってないのに、

シライシさん:私、蕎麦があまり美味しいと思わないんだよね~。みんな、蕎麦が好きって言うよね~。だったら、ラーメンの方が美味しいよね~。

イモト:やべっ!と思って(笑)。私、蕎麦に行こうと思ってたけどラーメンの方がと言うから、今日ちょうど駒沢公園で「ラーメンフェスタ」というイベントがやっていて、全国からラーメンが集まっているから、一緒に駒沢公園に行ってラーメンを食べて。で、シライシさん、ラーメンにもこだわりがあって!

シライシさん:魚介NG!味噌NG!とんこつNG!牛骨のみ!!

イモト:牛骨!シライシのこだわり~(笑)。ラーメンフェスタ、けっこうお店はあるけど。本当は醤油ラーメンが好きだけど、今回のラインナップでいうと、佐野ラーメンの牛骨を食べましたね。

浅草で人力車を楽しむシライシさん

イモト:ラーメン食べた後、夜の駒沢公園で遊んで、歩いて駒沢大学駅までシライシさんを送って。シライシさん、宿泊先のホテルが蔵前だという(笑)。さすが相撲好き(笑)。ちょっと駒沢大学駅から蔵前!?なんで、下北沢がメインなのに、蔵前にホテルを取ったの!?と思って(笑)。一応、行き方を教えたんだけど、やっぱり勘で行くというから。ホテルに着いたという連絡がだいぶ遅かったから、勘で行ったのかもね(笑)。次の日は一緒では無かったんですけど、シライシさんから連絡があって、

シライシさん:今、一人で人力車に乗ってます。

イモト:という動画が送られてきて。で、羽田空港に発着の4時間前に着いたんだって(笑)。シライシさんのスケジューリング!と思って(笑)。私が鳥取から東京に来たらスケジュールをギュウギュウに詰め込みたくなるのよ。帰りの時間までもっといろんなところに行きたいと思うんだけど、シライシさんはシンプルだね。「涼子の舞台」「ラーメンフェスタ」「人力車」のみですよ。これで大満足だったらしいよ。

「次回は駒沢公園のラーメンフェスタで!」シライシさん

イモト:今回、10年ぶりでの東京で。お子さんも3人いるからなかなか一人でお出かけができないけどダンナさんの協力もあって、楽しかったみたいで。

シライシさん:駒沢公園のラーメンフェスタを目的に、また、来ようかな!

イモト:いやいやいや(笑)。そんな、もうちょっとあるかもと思って(笑)。駒沢公園のラーメンフェスタを目的じゃなくても。でも、これがシライシさんなんだなと思いました。

イモト:シライシさん、自分ではコミュ力が~というけど、私からしたら全然そんなことは思わないし。人力車に乗った時も人力車を引く若いお兄さんが世界一周の資金のために頑張ってるという話を聞いて素敵だよねという連絡が来て。駒沢公園で夜、バスケをやっている少年たちを見て、夜空を見上げて<みんな、こうやって頑張っているんだな>って、しみじみと言ったんですよ。そういう話を聞くのも、シライシさんにとっては、“旅”なんだろうね。観光地を行くのではなく、普通に生活をしている人たちを見て頑張って生きていると感じられるシライシさんなんだよ。

写真が大嫌いなシライシさん

イモト:あと、シライシさん、写真がすごく嫌いなのよ。撮るのはいいんだけど、写るのがとにかく嫌いで。今回、東京に中村涼子に会いに来たのよ。涼子の「数秘」の時、リモートでは会ってたけど。で、涼子が舞台が終わった後、私たちのところに来てくれて、並んだから写真を撮ろうとしたら、シライシさんが首をグイッて向けて(撮らないで!)と。ずっと後ろを向いていて。涼子もびっくりしてたよ。それくらい、シライシさんは個性的なお友達ですね。

「すっぴんしゃん」放送後記が名刺代わりシライシさん

イモト:で、以前、私がシライシさんのことをラジオで話したのも嬉しかったみたい。番組の放送後記の記事を、名刺がわりにみんなに見せているって(笑)。<私はこういう人だよ>って見せると、ああ、とみんなわかってくれるみたい(笑)。

「行けないのが当たり前、行けたらラッキー」という考えのシライシさん

イモト:シライシさん、やっぱり考えが独特なんですね。本人はネガティブというんです。今回の旅行に関しても、<もう行けない>と思ってたらしいよ(笑)。飛行機の予約もしているんだよ。でも、子供も3人いるから、当日まで風邪を引くかもしれないし、何か手違いが会って飛行機が取れてないかもしれないし、とか。

シライシさん:行けないことが、当たり前。行けたらラッキー。行けると思って行けなかったら、めっちゃ悲しいから。でも、行けないと思って行けたら、めっちゃいいじゃん!下北沢の劇場も行ければラッキー。イモトさんには申し訳ないけど、最悪、行けなかったらそれはそれでしょうがない。舞台に間に合わなかったら、行けなかったね。その代わり、間に合ったから行けた!と思えたんだよね。そうやって、日々、生きているんだ。

イモト:そう思っているんだって。やっぱり、シライシさんは変わらず面白い人で、大好きな人だな。

(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 『仲が悪い犬と猫』が一緒のソファに座った結果…まさかの『微笑ましい光景』に9万9000いいね「見てるだけで幸せ」「可愛すぎ」絶賛と悶絶の声

    わんちゃんホンポ
  2. 大人が楽しめる語りと音楽「この指とまる会」 30日に伊賀・開化寺

    伊賀タウン情報YOU
  3. 週2回のホームヘルプで叶えられた自閉症息子の願い。居宅介護と移動支援、わが家の利用方法

    LITALICO発達ナビ
  4. 宝島社オリジナル!書店で買える「2WAYショルダーバッグ」と「軽量キルティングバッグ」の2種類♪

    ウレぴあ総研
  5. ステレオサウンドストアで「2024 Autumn-Winter ザ・バーゲン」開催中!

    ワイン王国
  6. 高橋英樹、ベストドレッサー賞の“特別賞”を受賞したことを報告「おめでとうございます」「素敵なスーツ姿」の声

    Ameba News
  7. まさか自分が歳を取るなんて! ~テリー伊藤さん

    TBSラジオ
  8. 「桃彌カード」は「女性性」の象徴。バランスを見直すことが大事!?【指導霊さんオラクルカード】

    ラブすぽ
  9. スーパーでニンジン買ったら「思った以上につわものぞろい」 異形の軍団に21万人驚がく「叫びそう」「ご武運を」

    Jタウンネット
  10. 新年から星空の下で熟睡 バンドー神戸青少年科学館「熟睡プラ寝たリウム」 神戸市

    Kiss PRESS