知らなかった。「アルミホイル」に裏表はある?意外と知らない常識「ツヤツヤが表だと思ってた!」
日々のお料理で「アルミホイル、どっちの面を使ったらいいのかな?」と迷ったこと、ありませんか。光沢のあるツヤツヤ面、マットで光沢の抑えた面……。そもそもアルミホイルに裏表はあるのでしょうか。ここでは、意外と知らない“アルミホイルの常識”についてお伝えします。
じつは「裏表」はない
アルミホイルは、極めて薄いアルミの箔を2枚重ねてローラーで圧延する製造方法でつくられています。
このとき、ローラーに直接あたっていた面が、ピカピカの光沢面に。
重なっていた方が、光沢が抑えられたマットな面になります。
このように見た目・触り心地の違いはありますが、素材は同じもの。アルミホイルには表と裏がなく、実際にはどちらの面を使っても問題ありません。
一部の製品は裏表がある
ただし、最近は用途に応じて“加工”が施されているホイルもあります。こういったアルミホイルは、加工がある面/ない面で機能が異なるため、「裏表」の使い分けが必要です。
1.フライパン用アルミホイル
食材がくっつきにくくなる、シリコーン加工が施されている「フライパン用アルミホイル」。フライパンに敷くと汚さずこびりつきも防げる、便利なアイテムです。
しかし、加工は片面だけなので、裏表どちらでも使えるわけではありません。ツヤの有無で判断せず、パッケージに記載されている使い方を確認しましょう。
2.黒いアルミホイル
外側を黒く印刷したタイプは、熱をより効率よく吸収・利用できるように設計されています。包み焼きや焼き芋などで、早くこんがり焼けるのが特徴です。
このタイプは、黒印刷された面を外側にすることで熱吸収を活かせるため、黒い面を内側にすると、その特性が十分発揮されないことがあります。
3.おにぎりを包むためのアルミホイル
おにぎり専用ホイルは、アルミと吸湿紙を組み合わせ、さらに抗菌加工がされています。内側に吸湿紙を貼ることで、水分がこもりすぎず、おにぎりがべちゃつかないようくふうされています。そのため、面を反対にすると本来の効果を発揮できません。
無加工のアルミホイルは両面使える
普通のアルミホイルなら、ツヤ面でもマット面でも機能に差はなく、どちらを使ってもOKです。
ただし、コーティングが施されているアルミホイルは例外。最近は加工された商品も増えていますので、パッケージの説明をよく見て正しい使い方を判断しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア