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ブラックレンジャー役本人が反論、黒人キャスティング「間違いだった」発言に「間違いなんかじゃない、光栄だった」

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「パワーレンジャー」ブラックレンジャーに黒人俳優を起用したのはステレオタイプだった?1993年のアメリカ版「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」脚本家が「あれは大きな間違いだった」と後悔を語ると、そのブラックレンジャーを演じた当の本人が「間違いなんかじゃない」と反論した。

日本の「スーパー戦隊」アメリカ輸出版の第1弾である「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」シーズン1では、ブラックレンジャー役にアフリカ系俳優のウォルター・ジョーンズが、イエローレンジャー役にベトナム系のサイ・トラングが起用された。製作陣は当時まったく意識していなかったと語っているが、結果としてブラック=黒人、イエロー=アジア人とする当時の起用は、近年になってステレオタイプに満ちたものだったのではないかと考証されるようになった。

脚本をつとめたトニー・オリバーはこの度、配役について「大きな間違いだった」と。これがメディアで大きな話題になると、ブラックレンジャー役を演じた本人であるウォルター・ジョーンズがInstagramで反応。「こんなにたくさんのメディアに取り上げられていて、すごい……。でも、一部でネガティブな方向にいっているけど、僕は常にポジティブな面に目を向けていたい」としながら、次のようにやんわりと反論した。

「文化的に無神経だったと見られるかもしれないことに対処したいという衝動は理解できる。でも、“間違いだった”と言ってしまうのは、テレビ初の黒人スーパーヒーローに刺激をもらって、自分を見出した世界中の無数の人々に与えた影響を否定することになるよね。」

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さらにジョーンズは、「全然、間違いなんかじゃないです。記念すべきものです。光栄なんです」と続け、ブラックレンジャーの功績を自ら称えた。ウォルターは長年ブラックレンジャー役を大切にしており、現在でも引き続き初代ブラックレンジャー役俳優として公の場でファンとの交流を続けている。

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「もしああいうキャスティングになっていなかったとしても、“どうしてブラックレンジャーを黒人レンジャーにしないんだ”と、逆に批判されてた可能性もありますよね」と、同シリーズで悪役のリタ・レパルサ役を務めたバーバラ・グッドソンは2013年のインタビュー企画で持論を述べていた。「どこにでも嘲笑する材料はあるものです」。

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