アンヌ遙香のちょっとニッチな“駅巡り”「新緑×アート」芸術の森…究極の癒やしスポット
五月となり、新緑が気持ちの良い季節になりましたね。これからライラックまつりなども始まりますし、お庭でジンギスカンやBBQを楽しんだりとお外時間がとても充実したものになるのではないでしょうか。
(最近ネットニュースで屋外焼肉の「香り」問題についての記事を拝見しましたが、本州に比べて北海道の場合はそんなに問題になりにくい印象が個人的にありましたが皆様いかがですか?)
私が個人的に楽しみにしていたのは、札幌芸術の森野外美術館のオープン!
冬の間は雪に閉ざされ(冬はかんじきウオークという特別イベント等が開催されたりするそうですが)ますが、4月29日からいよいよ開放。待ってました!
アートも好き、自然に身を置くのも好き、ガシガシ歩くのも好き、という方にはもってこい。私にとっては究極の癒しスポットです。
札幌出身の私は、子供のころ小学校の野外遠足で足を運んだことが何度もあり、思い出の場所でもあります。
地下鉄南北線真駒内駅からバスで20分ほど。芸術の森は広大な敷地に、展覧会が開催される美術館や、ホール、工房などが点在したまさしくアートの森。
野外美術館は、起伏に富んだ緑豊かな自然のなかに見事な彫刻作品らが展示。7.5ヘクタールもの敷地には、ちょっとした登山気分が味わえるところ、サラサラと美しい小川が流れているところもあったり。とにかく気持ちがよい!
知る人ぞ知る名彫刻家のものから、札幌の姉妹都市のからの寄贈作品など、64作家74点の彫刻があります。
全制覇すべく地図を片手にくまなく歩くのも、ゆるゆると気ままに気の向くまま歩くのもあり。
私はリュックを背負って、晴れた日の朝いちばんにひとり足を運び、その洗練された空気を胸いっぱいに吸い込むのが好き。
天候や時間帯によって、彫刻は実にさまざまな表情を見せてくれます。
お友達や家族と会話しながらだと、もしかしたらまた違った印象が得られるかもしれませんね。
私のお気に入りは福田繁雄《椅子になって休もう》(1990年)。森の中で急遽現れる明るさが目をひきます。
子供のころからみんなこの作品が好きなイメージ。自分もこの黄色い人々の中に混じって手を上に伸ばし、よく写真を撮ってもらったなあ。
幼いころは、確か作品に近づくと、おそらく作者の男性の声?で「椅子になって、休もうよ」という音声が自動で流れた記憶があったのですが、昨年お邪魔した際にはそれがなかったですね。また確かめにいかないと。
さあ、皆様もぜひ!自分だけのとっておきのお気に入りが見つかるはず。
札幌芸術の森野外美術館
住所:札幌市南区芸術の森2丁目75
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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