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川崎市 児童虐待件数81件増

タウンニュース

相談・通告件数81件増

川崎市は2023年度の児童虐待相談・通告件数が対前年度比1・6%増の5238件だったと先月末に発表した。市の担当者は「今後の状況を慎重に注視していく。全体の傾向や細かい数字など、詳細な分析結果は改めて夏ごろに公表したい」と話す。

年齢層高く自身で通報も

種類別では心理的虐待が最も多く、2970件(前年度比154件増)、次いでネグレクトが1160件(同65件減)、身体的虐待が1083件(同1件減)、性的虐待が25件(7件減)だった。児童養護施設のスタッフは、「子どもたちの話を聞くと、心理的虐待からネグレクトに移行しているケースが多い気がする」と話す。

年齢別では就学前までの乳幼児が半数以上を占め2462件(84件減)、小学生が1671件(89件増)、中学生が655件(21件増)、高校生・その他が450件(55件増)となった。同スタッフは、「私見だが、年齢の高い中高生が増えたように思う。本人が警察に通報したケースもある」と語る。

経路別件数は前年に続き警察が最も多く、1615件(87件減)だった。これについて市の担当者は「すぐに通告してもらうことが大事。心配があるご家庭を見つけた場合は電話やLINEで相談してほしい」と呼び掛ける。続けて「通告先の医療機関や警察、児童相談所とも連携を強化し、虐待の兆候への共通理解を深め、人材育成にも尽力したい」と語る。

市内3カ所の児童相談所と7区役所で昨年度受けた相談・通告件数を集計。24年1月にこども家庭庁から示された解釈に基づき、明らかに虐待行為がないと判断されたケースを除き、22年度と23年度の結果も改めて公表した。22年度分の年齢別件数については内訳に誤りがあったため修正された。

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