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【横浜市緑区】北八朔町在住小野田さん 迫力ある絵で「学展」優秀賞 ゴッホのような色使いで

タウンニュース

教室の前で受賞作品『ドライブシュート』を持つ小野田さん(右)と浅野さん。右下は教室犬のサクラ

緑区北八朔町在住の小野田侑真さん(緑が丘中3年)がこのほど、若手作家の登竜門とされる「学展アート&デザインアワード」で優秀賞を受賞した。5歳の頃から通っている青葉区の絵画教室「ホットクレヨン」で、講師の浅野瑞枝さん(66)とともに取材に応じた。

「学展」は70年以上の歴史を持つ全国規模のアワード。小野田さんはこれまで、優秀賞2回、審査員賞3回を含む、9回の受賞経験を持つ。今回受賞した作品の題名は『ドライブシュート』。F50というサイズのキャンバスに、ドライブシュートを決めるサッカー選手を迫力ある色使いで描いた。

「本物を教えたい」

絵の上手さよりも「頭の中にあるものを引き出すこと」を大切にしているという浅野さん。指導方法も独特だ。教室に入るとまず、教室犬サクラの盛大な出迎えを受け、制作に入る前に一緒に遊ぶ。気持ちがほぐれたら、子どもたちは黙々と自分のペースで作業に取り掛かる。ここではキャンバスの木枠の組み立てから始まる。「私はキットが大嫌い。キャンバス作りから自分でやる経験を通じて本物を教えたい」と浅野さんは話す。

「絵を描き始めたら止まらない」という小野田さん。これまで、『桜と富士』や『0(ゼロ)』、『車から見た雨』など、自由な発想で作品を描いてきた。制作過程で講師とぶつかることもあるという。浅野さんは「私のアドバイスが不本意だったのか、絵具で扇風機を緑色に塗られたこともありました」と楽し気に教室での様子を語る。

鮮やかで大胆な色使いが特徴の作品『ひまわり』で有名な画家、ゴッホを尊敬している小野田さん。絵具が盛り上がるくらいの赤や青の原色を多用した今回の受賞作品を誇らしげに解説しながら、「いつかゴッホ展をやっている隣で、僕の展覧会もできたら」と内に秘める思いを口にした。

ホットクレヨンの制作風景

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