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北海道の珍味が“1センチ”に!?ミニチュア作家・碧aoさんが追及する驚きのリアルさに注目!【道産子ミニチュアごはん図鑑vol.7】

Sitakke

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北海道の“おいしい”がギュッと詰まった、驚くほど小さなミニチュアの世界へようこそ!

北海道出身のミニチュア作家・碧aoさんが、大好きな故郷の味と記憶を、指先ほどの小さな作品として紡ぎます。

連載「道産子ミニチュアごはん図鑑」

北海道出身で、現在は横浜在住の碧aoさん。「北海道の食文化が恋しい!」という思いをきっかけに、2年ほど前からミニチュアづくりをスタートしました。“リアルだけどかわいい”作品作りをモットーに、北海道の味を繊細なミニチュアとして表現しています。

→ 作家インタビュー:北海道の味をわずか“1センチ”で再現!全道民がグッとくる…ミニチュア作家・碧aoさんの故郷への思い

道産子ミニチュアごはんvol.7「珍味盛り合わせ」

ミニチュア作家・碧aoさん制作の「珍味盛り合わせ」

今回ご紹介するのは、北海道らしさがギュッと詰まった「珍味盛り合わせ」のミニチュア。
鮭とば、こまい、貝ひも、ほたての貝柱、つぶの燻製など、北海道を代表する珍味をリアルに再現。見ているだけでお酒が飲みたくなるような、こだわりの詰まった作品です。
ひとつひとつの作品を、碧aoさんのコメントとともにご紹介します。
まずは「鮭とば」から──。

碧aoさん制作・ミニチュア版  珍味シリーズ①「鮭とば」

ミニチュア作家・碧aoさん制作

碧aoさんによる作品解説

北海道を代表する珍味、鮭とば。樹脂粘土と乾燥すると透明になる粘土を組み合わせて絶妙な透け感が出るようにこだわっています。

赤に黒、オレンジであの独特な色合いを表現しています。生や焼き、乾燥によって色合いが様々である食材を表現するのが楽しいです。鮭もその一つ、オレンジはオレンジでも色合いが全く異なるので日々食材の研究をしています(笑)
鮭とばの皮はよく炙って七味マヨネーズにつけて食べるのが好きでした。
また「飲んべえ」と思われてしまいそうですが…(笑)

作品サイズ:約2.5㎝
製作期間:約3日
完成時期:令和5年10月頃

工夫・苦労したポイント
私が想像して制作しているのは、脂が乗った腹身を使用したソフトな鮭とばです。仕上げにニスを塗ることで脂の艶を表現しています。

碧aoさん制作・ミニチュア版  珍味シリーズ②「むしりこまい」

ミニチュア作家・碧aoさん制作

碧aoさんによる作品解説

鮭とばと同様、北海道を代表する珍味のひとつ、こまい。
幼い頃、父がこまいを片手に晩酌をしている横で、つまみ食いをした記憶が残っています。七味マヨネーズにお醤油はマスト!北海道に帰省した際には必ず購入して帰ります。

こまいは、かなりマニアックですが、作品をSNSにアップした際に道産子の皆さんより「出た~!!こまい~!!」と歓喜の声が上がりました(笑)

"作品サイズ:約2.5㎝
製作期間:約1日
完成時期:令和5年10月頃"

工夫・苦労したポイント
こまい独特の細かい繊維とボソボソとした質感を意識して制作しました。脂ののっている鮭とばとは真逆で硬いこまい。2つの違いを見ていただけたら嬉しいです。

碧aoさん制作・ミニチュア版  珍味シリーズ③「帆立貝柱」

ミニチュア作家・碧aoさん制作

碧aoさんによる作品解説

噛めば噛むほどに旨みが出る、帆立貝柱は我が家の子ども達も大好物です。
たまたま家に貝柱があったので実物を眺めながら、色合いや透明感を本物に近づくよう制作しました。直径約0.5㎝の帆立貝柱ですが、とても時間をかけて制作しています。

帆立の繊維は、カッターなどで線を入れて表現することも可能ですが、リアル感を出すためにするめいかのように細いものを棒状にくっつけてそれを輪切りにカットしています。

"作品サイズ:約2.5㎝
製作期間:約5日
完成時期:令和5年10月頃"

工夫・苦労したポイント

直径約0.5㎝ですので、とにかく小さく何度も指から通り抜けるのが大変でした。粘土に着色をしてからカタチを作るのですが、乾燥後は色が濃く出る傾向があるので気持ち薄く着色をするのがポイントです。


碧aoさん制作・ミニチュア版  珍味シリーズ④「貝ひも」

碧aoさんによる作品解説

帆立貝柱を制作した際に残った粘土で「何かつくれないかな~♪」とふと思いついたのが同じ色合いの貝ひもでした。貝柱同様、高級品ですが家族で大好きなので北海道に帰省するたびに購入する珍味です。

"作品サイズ:約2.5㎝
製作期間:約3日
完成時期:令和5年10月頃"

工夫・苦労したポイント
薄さもキープしつつ、あの独特なうねりを表現したのがこだわりです。

碧aoさん制作・ミニチュア版  珍味シリーズ⑤「つぶ」

ミニチュア作家・碧aoさん制作

碧aoさんによる作品解説

こまいに続き、かなりマニアックな「つぶの燻製」。珍味の盛り合わせにした時に何かパッケージに拘りがあるものを入れたく、ふと浮かんだのが「真空パック」になったつぶの燻製でした。つぶのコリコリ感はカタチで、甘辛い味は色づけで表現しました。

つぶ独特の黒い斑点模様を細かく描くのに苦戦しましたが、この斑点のよってつぶらしさがアップした時は心の中でガッツポーズをしました(笑)

"作品サイズ:約1㎝
製作期間:約1日
完成時期:令和5年10月頃"

工夫・苦労したポイント

ストローや注射器で空気を抜いてみたり、パッケージをくしゃくしゃにしたりと真空パックにするのに苦労しました。写真では伝わりにくいのが残念ですが、しっかり真空されています♪

今回は、ミニチュア作家「碧ao」さんによる、ミニチュア作品「珍味盛り合わせ」をご紹介しました。北海道の“おいしい”を、ミニチュアの世界を通じて感じていただけましたか?

この小さくキュートな作品が、北海道との豊かな食文化の魅力と出会うきっかけになりますように…♡

ミニチュア作家「碧ao」プロフィール
北海道・札幌市出身、2児の母。札幌で7年間、栄養士として勤務した後、横浜に移住。2022年頃、「北海道が恋しい!」という思いをきっかけに、北海道の料理をミニチュアで再現する活動をスタート。
北海道愛あふれるミニチュアで地元を懐かしみつつ、大好きな故郷に貢献したく活動しております。“リアルだけど可愛い”作品作りがモットーです。わたしと同じく北海道が大好きな方の心に響いたら嬉しいです!
X:@miniatureaosan
Instagram:@miniature.aosan_1625
minne(作品販売):@taichanmam16

編集:Sitakke編集部 ナベ子

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