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新百合ヶ丘駅周辺地区 まちづくり方針を策定 交通整え、人が集うまちへ

タウンニュース

「まちの将来像」の実現に向けたまちづくりの方針図=川崎市発表資料より引用。一部を加工

新百合ヶ丘駅周辺地区について川崎市は、まちの将来像やその実現に向けた取り組みの方向性などを定めた「まちづくり方針」を策定し、3月12日に公表した。まちの将来像を「多様な人々が集うまち」と位置付け、基本方針として交通環境の改善や都市機能の拡充、芸術・文化など同エリアの持つ魅力の継承と進化などを柱に、まちづくりを推進していく。

同地区では、1974年の駅開業と小田急多摩線の開通を機に土地区画整理が進められてきた。界隈には商業や文化関連施設、大学などが集積。麻生区役所や市民館、消防署などの公共施設も立地し川崎駅、武蔵小杉駅周辺と共に市の広域拠点に位置付けられている。

一方、人口の増加による駅周辺の慢性的な交通渋滞や建物の高経年化、十分に活用されていない土地があるなど、さまざまな課題が顕在化。加えて横浜市高速鉄道3号線(ブルーライン)のあざみ野駅から同駅への延伸を見すえ、まちづくりの機運が高まってきたことから市は地域との意見交換を進めてきた。方針策定にあたっては昨年12月から1カ月、パブリックコメントも実施。732件の意見が寄せられた。

まちづくりの基本方針として、まちの将来像について「駅周辺の交通環境の改善及び交通結節機能の強化等」「都市機能の拡充とにぎわいの創出」「芸術・文化、緑、地域活動等の継承と進化」を進めることで、「多様な人々が集うまち」を目指すと定めた。

その実現に向けて、駅中心部にある土地などの効率的な利用や、民間活力を生かした都市機能の充実を図る「にぎわい核の強化」、駅南北に交通広場を整備し、交通環境の改善をねらうとともに歩行者中心の駅前空間を創出する「交通核の再編」、駅の南北間や、中心部と周辺地域との連携を強化する「都市軸の充実」-を柱として、魅力ある拠点の形成を目指すとしている。

市は、区役所などがある駅北側の交通環境の改善が急務とし先行的に検討を進める考え。周辺にある公共施設の在り方も検討する。今後は取り組みの基本的な方向性を示す「基本的考え方」の25年度中の策定を目指す。

今回の策定を受け市担当者は「地域の皆さまの声を聞きながら方針に沿うようまちづくりを進めていきたい」と話した。

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