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CiON[ライブレポート]怒涛のステージでフェスを揺るがした5人の情熱「今日は私たちの虜にさせます」

Pop’n’Roll

CiON[ライブレポート]怒涛のステージでフェスを揺るがした5人の情熱「今日は私たちの虜にさせます」

アイドルメディア『Pop'n'Roll』主催イベント<Pop'n'Roll Fes vol.1>が、2月1日(土)にVeats Shibuyaにて開催された。

同イベントには、編集部が今推したいグループや実力派アイドルが出演。それぞれが個性あふれるパフォーマンスを披露した。

本記事では、満員の会場に熱狂をもたらしたCiONのライブレポートをお届けする。

・CiONの写真 68枚

取材&文:竹内伸一
ライブ撮影:Ikuya Nishikado

SMAPの「SHAKE」のイントロに乗ってにこやかに登場したCiONは、“この曲で準備体操しましょう”と栞音が声を上げると、そのまま「SHAKE」をカバー。愛佳は“声出せます?”“まだ起きてないんじゃないの?”などと、会場を焚きつけて巻き込んでいく。どうやら、この曲を一緒に歌い踊ることでウォーミングアップしようということらしい。佳子のサックス、聖奈のトランペット、そして杏実のキーボードの順で短いソロを披露して盛り上げると、エンディングでは栞音が“<Pop'n'Roll Fes>をCiONが楽しませちゃいます”と歌詞を変えて歌い、さらに“今日は私たちの虜にさせます”と宣言。すかさず“CiON始めます!”と絶叫して「Sickkkkk」へとなだれ込んでいく。ここで会場の空気が一気に変わり、フロアからは“オイ!オイ!”のコールが発生。準備体操の成果か、その声は会場を揺るがすような迫力だった。

栞音<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

迫力は彼女たちも負けてはいない。愛佳が力強いフェイクを聴かせれば、栞音は妖艶な歌声で魅せる。ホーンの2人もダイナミックな動きで観客の視線を惹きつけていった。毎回思うことだが、持っているだけでも大変な管楽器を演奏しながらステップを踏む2人は本当にすごい……などと感心していると、“声出して行こ~!”“アイドルなめるな!”と愛佳が煽りまくる。彼女は巻き起こった大コールに気をよくしたようで、最後は“よくできました!”と会場に賛辞を送っていた。

佳子<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)
聖奈<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

ジャジーな「Last Order」では、フロントの4人が妖艶なダンスを披露。サビではボーカルの2人が分厚いハーモニーを響かせた。続くポップな「等身大ガール」では、今度は軽やかにパフォーマンス。佳子がサックスを演奏しながら上手(かみて)に歩み出て、観客にアピールすれば、聖奈はユーフォニアムを演奏しながら下手(しもて)でファンに視線を送る。ファンサービスも抜かりなしであった。「Now or Never」では杏実がショルダーキーボートに持ち替えてフロントへ。5人揃ってのダンスは実に激しく迫力満点。5人の熱演に会場も叫ぶようなコールで応えた。

杏実<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

ラストは「MAHORAMA」。愛佳が髪をまとめていた髪留めを外し、それを客席に投げ入れると、それがリミッター解除の合図のように、彼女の動きはさらに激しいものに。髪を振り乱して熱く歌い上げたかと思えば、ステージを駆け回り、ステージ前で撮影していたカメラマンのレンズをつかみ取るような仕草を見せたりと大暴れ状態。もちろんほかのメンバーの動きも熱気を帯びたものとなり、会場のテンションは沸点を超えたといった様相となった。最後は愛佳が叫ぶように歌い上げ、大喝采を巻き起こしてライブを締めくくった。

愛佳<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

年初から活動を再開した彼女たちは、この日が復帰後、主催以外での初の対バンライブだったそう。久々の対バンにスイッチが入ったのだろう、そのパフォーマンスは終始気合いがみなぎり、圧巻という言葉では足りないほどの迫力だった。エンディングのMCでは、2月15日(土)にパシフィコ横浜で開催するグループ史上最大規模となるワンマンライブに向けて、愛佳が“あなたがかけてくれた時間とお金は絶対に後悔させません。この日はぜひ、遊びに来てくれることを検討してくれると嬉しいです。よろしくお願いします!”と選挙演説かのように熱く訴えかけていたが、この日のパフォーマンスは、長尺のワンマンも観てみたいと思わせるに十分のものだったと思う。

CiON<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

CiON<Pop'n'Roll Fes vol.1>

2025年2月1日(土)
Veats Shibuya

M1.SHAKE
M2.Sickkkkk
M3.Last Order
M4.等身大ガール
M5.Now or Never
M6.MAHORAMA
MC

終演後コメント

CiON<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

栞音(CiON):
<Pop'n'Roll Fes>に出演させていただき、ありがとうございました! 私たちCiONは、今回のように呼んでいただく対バンイベントは3ヵ月ぶりで、とってもドキドキしました。でも、たくさんの方にCiONの魅力を伝えられたかなと思っております。<Pop'n'Roll Fes>は、バックヤードにたくさんお菓子や軽食を用意してくださっていて、すごく優しくて温かい現場だなと思いました。また出させてください。よろしくお願いいたします(笑)。

栞音<Pop'n'Roll Fes vol.1>Veats Shibuya(2025年2月1日)

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