保土ケ谷安協 活動継続へ 粘り強い交通安全教育を
神奈川県警察らと協力し、飲酒運転撲滅のためのハンドルキーパー運動などの啓発活動に取り組む交通安全協会だが、県内各地で解散する動きが見られている。
交通安全協会は民間のボランティア団体で、賛助会員による会費や運転免許証の更新に必要な収入証紙の販売などで運営費を賄ってきた。しかし、昨今は会員の減少に加え、県内の各警察署で3月から導入された免許更新手数料のキャッシュレス化により財源確保が難航。この春を持ち解散した団体も少なくない。
保土ケ谷交通安全協会(板橋悟会長)は活動の継続を表明。今後も沿道や商業施設でのキャンペーンのほか、保土ケ谷区内の小学校にランドセルカバーを寄贈する取り組みなどを行う。
しかし、他地区の安協と同様に財源確保に苦しんでいることには変わりないという。板橋会長は「運転者と歩行者の双方に対し、粘り強い交通安全教育や地道な交通安全運動など、命を守る大事な活動を行うために、当協会運営に賛同および応援いただくとともに、賛助会員加入をご検討いただければ幸いです」などと協力を呼び掛け、賛助会員を募っている。
賛助会員の会費は年間1万円から。会費は交通安全運動などの活動費用に充てられる。入会に関する問い合わせは保土ケ谷交通安全協会【電話】045・331・3819(八木千尋事務長)へ。