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ワークマンが上方修正 リカバリーウェアは発売2カ月で売上28億円を突破

セブツー

作業着やアウトドアウェアを展開するワークマンは11月10日、2026年3月期の中間期決算を発表した。売上高にあたる営業総収入は761億3700万円(前年同期比15.7%増)、営業利益は144億4400万円(同21.1%増)、純利益は92億2700万円(同22.5%増)と、いずれも大幅な増収増益を記録した。猛暑対策ウェアの需要増と全国的な店舗拡大戦略が、業績を後押しした形だ。

業績好調の背景には、2025年改正の労働安全衛生法がある。現場作業者への暑さ対策が事業者に義務付けられたことにより、熱中症対策ウェアの販売が追い風となった。加えて、記録的な猛暑により、既存店売上も好調を維持した。ワークマンは公式アプリも立ち上げ、商品検索やタイムリーな情報発信を強化。アプリと店舗を連動させた販促施策により、購入の利便性向上と売上最大化を実現した。

出店戦略も功を奏している。9月末時点で店舗数は1071店となり、フランチャイズ店舗は7店増の981店、直営店舗は13店増の90店となった。全国1500店舗体制を目指す拡大路線は順調に進行中だ。フランチャイズ店舗の売上高は903億8900万円(前年同期比8.7%増)、直営店舗は111億8400万円(同39.4%増)と、直営店を中心に大幅な増収となった。

こうした好調を受け、ワークマンは2026年3月期通期の業績予想を上方修正した。営業総収入は従来予想の1471億円から1550億円(前期比13.2%増)、営業利益は260億円から282億円(同15.6%増)、当期純利益は181億円から197億円(同16.6%増)へと引き上げた。中間期の増収増益が、通期予想にも反映される形となった。

さらに、9月には新たな収益柱としてリカバリーウェア「メディヒール(MEDIHEAL®)」の販売を開始した。発売以降、約160万着を販売し、一時的に欠品が発生するほどの人気だ。10月末までに約28億円の売上を計上しており、今後の通期業績への貢献も期待される。

ワークマンは、猛暑対策需要の取り込みに加え、直営店の積極的出店、アプリ連動の販促施策、そして新商品ラインの拡充で業績拡大を続けている。

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