開放日に来場2100人 YRPをもっと知って
ICTをはじめとする研究機関が集う横須賀リサーチパーク(YRP)=横須賀市光の丘=は、一般向けに取り組みの周知を図る「YRPオープンイノベーションデー2024」を10月18日、19日に開催した。最新技術の展示会や講演会、子ども向けワークショップなどが行われ、両日で計約2100人が来場した。
イベントでは普段予約制となっている無線歴史展示室を開放。1997年のオープン当初は第三世代(3G)携帯電話の開発が盛んに行われたYRPの沿革のほか、無線通信の歴史をひも解く資料や戦前の真空管、ショルダーフォンなどの機器を展示。進出企業18事業者と4大学も会場内にブースを構え、日々の研究成果を披露した。27年に大学として進出予定の中央医療専門学校は、放射線を用いるCTスキャンの技術などを紹介した。
18日には基調講演にメディアアーティストの落合陽一氏が登壇。満員の会場の中、AIを活用したビジネスモデルの構築と多様性の重要性についての考えを述べた。